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コロナ禍も影響?テレビ各局が頭を悩ます『フリー女子アナ多すぎ問題』
田中みな実や加藤綾子などフリーに転身して活躍する女子アナは多いが、今年に入ってからは事情が少し変わってきているという。
「ブラタモリやあさイチで活躍をした近江友里恵アナがNHKを退社するのですが、フリーにならずに大手の不動産会社に転職するそうです。他にも、バラエティなどで活躍していたTBSの伊東楓アナも絵本作家に転身するなど、退職後の進路としてフリーの女子アナを選ばないことが多くなっているんです」(民放関係者談)
これまでは、人気番組に出演していた女子アナならばフリーに転身すると会社員時代よりも数倍は稼げると言われてきたのだが…。
「あまりにフリーの女子アナが増えてしまい活躍できる場が少なくなっているんです。また、新型コロナの影響もあって民放各局が業績不振となっている中で少しでも経費を浮かそうと自社のアナウンサーを起用することが多くなっている。イベントなどがコロナでなくなっているのもフリーの女子アナが稼げなくなっている一因になっています。中には会社員時代よりも稼げなくなった女子アナもいるそうです」(民放関係者談)
アナウンス力や知名度があるだけでは、今後はフリーの女子アナとして活躍できないという。
「テレ東の鷲見玲奈アナはフリーになってから苦戦をしています。グラビア活動や局アナ時代の暴露ネタを披露するなど、なりふり構わない売り込みでなんとか生き残りを図ろうとしている。そこまでやらないと、知名度のあるアナウンサーでもフリーに転身してから活躍できない状況になっているんです」(民放関係者談)
ここ最近の稼ぎ頭である田中みな実は、早々にフリーの女子アナというポジションに見切りをつけたという。
「田中はバラエティや情報番組の仕事は極力受けないようになっていて、女優とCMで活躍することで差別化を図ろうとしている。どんなに安いギャラでもいいからと、女優仕事を最優先しているそうです。逆に、MCやキャスターにこだわっている加藤綾子や夏目三久は、担当している帯番組が低視聴率で軌道修正が出来なくなっています。二人共に局の上層部に気に入られているので打ち切りはないと言われてきましたが、庇いきれないほどに状況が悪く、今年いっぱいでそれぞれの帯番組が打ちきりになる予定のようです」(民放関係者談)
コロナ禍で不況となり、フリーの女子アナが活躍できる可能性はどんどん少なくなっているようだ。
「日テレの水卜麻美アナは今年フリーになるために調整をしていたのですが、急遽『ZIP!』を担当することが決定した。テレビ朝日の弘中綾香アナもフリー転身の動きがあったのですが、本人の意向で先送りになったようです。不況だとはいえ、人気の女子アナは各局ともに特別手当もついて年収が1200万円ほどと言われる。コロナ禍の中では十分すぎる給料と考えて、無理にフリーにならない女子アナが増えているんです」(民放関係者談)
フリーに転身しない女子アナが増えることで問題も出てくるという。
「各局は“女子アナ30歳定年説”に沿って採用をしているので、このままだと余ってしまう。一方でスポンサーの意向で、番組MCとして起用できるのが人気の女子アナに限られてきてしまい、仕事がまったくない若手アナが多くなってきている。フリーの女子アナをギャラの問題で使わなくなってきていますが、その代わりに人気のない若手を使うことも出来ない。結局は、水卜アナや弘中アナのようなスター女子アナに仕事が集中してしまう。差が出てしまうことで、どこの局でもアナウンス部の雰囲気が非常に悪くなっています」(民放関係者談)
人気絶頂で辞められても困るし、いつまでも局にいられても困る。女子アナとは不思議な職業だと言えるだろう。
2021/03/29 23:00
https://www.cyzo.com/2021/03/post_272927_entry.html