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知ってた?寿司はもともと「握る」ではなく「漬ける」だった!
寿司はもともと「握る」ではなく「漬ける」だった!
👉現在では寿司を作ることを「握る」ともいうが、もともと寿司を塩や醤油、酢に漬けることが多いことから「漬ける(つける)」と呼んでいた。
かつては現在のような「にぎり寿司」(江戸前寿司)ではなく「なれ寿司」が主流であった。
なれずし(熟れ鮨(鮓)、馴れ鮨(鮓))は、主に魚を塩とデンプン(代表的には米飯)で乳酸発酵させた食品である。
現在の寿司は酢飯を用いるが、なれずしは乳酸発酵により酸味を生じさせるもので、これが本来の鮨(鮓)の形態である。
現在でも各地でつくられている。現在の主流であるにぎり寿司を中心とした早ずし(江戸前寿司)とは、まったく違う鮨(鮓)である。
滋賀県の「鮒(ふな)寿司」など、日本各地に郷土料理として残っている。
現在でも、寿司屋のカウンター内側の調理場のことを「つけ場」という。
本来は「漬け場」が正しいが、漬けることが少なくなった現在では「つけ場」と表記されることが多い。