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韓国検察、李在明代表に召喚通知…政局は台風の中へ
検察が問題にするのは大きく2つだ。検察はまず昨年10月20日民主党大統領選候補だった李代表が京畿道(キョンギド)国政監査に京畿知事資格で出席し、柏ヒョン洞の韓国食品研究院敷地の用途変更特典疑惑に関連して虚偽事実を公表した疑い(公職選挙法違反)について調査する予定だ。李代表は当時「(城南(ソンナム)市長時代だった2015~2016年)国土交通部が脅迫してやむを得ず用途変更を行った」としたが、国民の力はこれを虚偽だと告発した。
また、検察は李代表が昨年12月インタビューで大壮洞開発優遇疑惑関連の捜査を受けている中で自ら命を断った故キム・ムンギ前城南都市開発公社開発第1処長に対して「城南市長在職時代には知らなかった」としたことに対しても虚偽事実公表(公職選挙法違反)の疑いで調査する方針だ。
検察が求めた出席の有無に関連して李代表側の核心関係者は中央日報に「まだ決定されたのはない」と話した。
李代表が1日午後、国会本会議場で検察の召喚通知事実を伝えてきたメールを読む場面が捉えられたりもした。取材団のカメラに撮られた携帯電話の画面では最側近参謀であるキム・ヒョンジ(前京畿道庁秘書官)補佐官がテレグラムのメッセンジャーを通じて「柏ヒョン洞虚偽事実公表、大壮洞開発関連虚偽事実公表、キム・ムンギ(元処長を)が知らなかったといったことに関連して議員の出席要求書がたった今届きました。戦争です」と送った文字が記されていた。
キム補佐官は李代表が2000年代初期城南地域の市民団体で活動する時から縁を結んだ代表的最側近だ。李代表が6・1補欠選挙で国会入りし、議員室4級相当の補佐官に任用された。
キム補佐官をはじめ、参加者8人で構成されたテレグラムのチャットルームの名前は「818号」で、李代表の国会議員会館事務室番号を意味するとみられる。
李代表の司法リスクが現実になり、民主党は仰天した。
民主党のパク・ソンジュン報道官は「検察がとんでもない理由で李代表に召喚を通知した」として「検察は李代表が昨年国政監査とメディアインタビューで虚偽事実を発言したと主張するが、そのような主張が誤ったことを立証する事実が一部の取材記者の証言で確認されたのに、突然召喚に踏み切った」と主張した。また、「第1野党代表に対する政治報復、野党を瓦解しようとする政治弾圧に対して民主党は退くことはできない。強力に立ち向かって戦うだろう」とした。
民主党の「李在明系」パク・チャンデ最高委員は「(代表に当選した後)このように直ちに政治報復を始めるかは知らなかった」として「政治報復、政治弾圧ではなくては説明できない処置」と主張した。民主党の金太年(キム・テニョン)議員も「まず、召喚をして恥さらしでも与えようとする内心が拙劣なことこの上ない。だからといって落ち込んだ大統領の支持率が上がるのか」として「必ず代価を払うことになるだろう」と述べた。
国民の力は李代表への召喚通知に対して「堂々とすれば召喚調査に応じよ」と圧迫した。国民の力のパク・ジョンハ首席報道官は「民主党の政治弾圧という主張と違って李代表と関係のある疑惑は大統領選挙以前から提起されてきた内容」とし「李代表は国民が持つ疑惑を解消するという意味から必ず召喚に応じて誠実に調査に臨まなければならない」と主張した。
国民の力のソン・イルジョン政策委議長は「キム・ヒョンジ補佐官が『戦争です』と報告したが、検察の出席要求がとんでもない戦争というのか」として「法と常識を守ることが指導者の役割」と指摘した。国会法司委所属のある国民の力議員「該当選挙法事件は9月9日が控訴時効満了なので検察が起訴するには今出席要請をするのが順番」とし「李代表側では民主党内部でいわゆる『防弾用』の党憲改正まで推進したのではないか。なのに、政治報復だと主張するのは妥当でない」と話した。李代表の召喚通知に関連して大統領室関係者は「立場がない」と答えた。