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新型コロナワクチン4回目接種キャンセル急増の背景…予約していた人々に生じた不安
新型コロナワクチン4回目接種キャンセル急増の背景…予約していた人々に生じた不安
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8月21日、岸田文雄首相がPCR検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが判明した。首相は8月12日に4回目のワクチン接種を受けており、そこから9日目のことだった。
症状は軽症で、首相公邸で自宅療養しながらテレワークで職務を続ける傍ら「感染防止対策、3回、4回目のワクチン接種に取り組むよう」国民に呼びかけている。
■新ワクチン接種の条件が影響か
しかし、いま現場のクリニックでは4回目接種の予約キャンセルが急増しているという。首相の感染が影響したわけではあるまいが(ネット上では首相の感染で一部ワクチン効果を疑問視する声もあるが)、接種予約キャンセルの理由を追った。
千葉県君津市の君津寛衆堂医院の金光敏和院長が言う。
「10日ほど前から(8月15日ごろ)1日5~6件のペースで4回目ワクチンの予約キャンセルが増えてきています。岸田首相が感染してワクチンの効果がないという理由ではなく、原因は10月半ばからオミクロン株対応の新しいワクチンの接種が始まることです。いま4回目を打てば、接種条件で10月に新ワクチンは打てませんからね」
キャンセルの理由は、厚生労働省の専門部会が、オミクロン株(BA.1)に効果があるとされる新ワクチンの接種を10月から開始することで了承したことだ。対象は2回接種を終えた全住民を想定している。使用するワクチンはオミクロン株と従来型の成分を含む2価ワクチン。
ここでネックになっているのが接種条件だ。4回目の接種条件は、3回目のワクチン接種から5カ月後が対象になっている。しかし、10月に接種が開始される新ワクチンの接種条件について政府..
【日時】2022年09月01日 09:06
【ソース】日刊ゲンダイ【関連掲示板】