28日午後1時ごろ、宮城県七ケ浜町の住宅で「人が倒れている」と110番通報があった。警察官が駆け付けると、いずれもこの家に住む無職の男性(70)と男性の兄(73)が死亡していた。男性の妻でパート従業員の女性(49)も首や手首にけがをしており、病院に搬送されたが、死亡が確認された。県警捜査1課は殺人事件とみて捜査している。
同課によると、近くに住む親族が午後1時前に現場を訪れ、別の親族を通じて通報した。発見時、男性は木造2階建ての1階居間で、兄は1階寝室でそれぞれ見つかり、いずれも首に絞められたような痕があった。女性は1階風呂場で倒れており、首の左側面と左手首に傷があり、近くで刃物が見つかった。
29日に司法解剖し、詳しい死因を調べる。女性が2人を介護していたという。同課は無理心中の可能性も視野に捜査を進めている。【平家勇大】
毎日新聞 2022/8/28 21:15(最終更新 8/28 22:39) 368文字
https://mainichi.jp/articles/20220828/k00/00m/040/152000c