あわせて読みたい
【ゲーム】ファミコン音楽の素晴らしさと「ベスト5楽曲」について考える
リアルサウンド
〈MCUの「ファミコンゲーム音楽ベスト5」〉
今回は僕がすごくいいなと思った曲のベスト5を挙げていきます。
(中略)
2位はサンソフト『ラフワールド』(1990年8月10日発売)。これは度肝を抜かれました。
発売はファミコン後期ですね。これファミコンなの?っていうね。コナミの『ラグランジュポイント』も聴いていてすごい焦ったんですけど、初めて『ラフワールド』を聴いたときに「ファミコンでこんな音出せるの!?」と思いました。
所々、音が生っぽいというか……スゴいんですよね。ファミコンの後期に増えた拡張音源を使っているんじゃないかなというぐらい、ROMを拡張させているのかなと思ったんですけど、実は拡張音源ではなく、DPCM(サンプリング音源)を活用しているみたいなんですよね。
これは本当にカッコいいですよ。ゲームを立ち上げた後、なにかボタン押さない限り、画面も変わらずずっと曲が流れているので、たぶん相当聴かせたいということなんだと思います。
1位はハドソンの『忍者ハットリくん』(1986年3月5日発売)。曲は国本剛章さんですね。作曲というかアレンジで魅せている楽曲で、そのアレンジの仕方がエグいんです。
クラシック音楽の『アルルの女』(ビゼー作曲)のメヌエットと『天国と地獄』(オッフェンバック作曲)の序章に、『ハットリくん』のアニメ主題歌(菊池俊輔作曲)のサビの部分をつなげるという。なんの違和感もなくクラシックのアレンジをしていて、しかもハットリくんの主題歌のつなぎ方がぶっ飛んでいると思うんですよね。原曲の拍の取り方も変えていたりして。
国本さんといえば、ハドソンの『チャレンジャー』(1985年10月15日発売)も有名ですね。これも1面のBGMはクラシック音楽です。『軍隊行進曲』(フランツ・シューベルト作曲)のアレンジですね。国本さんのアレンジは、曲の運びがいつもスムーズなんですよね。
アレンジ曲とやられたときの効果音等の曲の切り替え方がもう天才的で、間違いなく1位は国本剛章さんの曲なんじゃないでしょうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c1f290a342818b1c8bedd2a1c1513f18e877051?page=2