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日本は転職しても給料は上がりにくい!?投資YouTuberぽんちよ氏に聞く令和時代に収入を上げる方法
日本企業では、課長昇進年齢38.6歳、部長昇進年齢が44.0歳になっていますが、これは中国・インド・タイといった国々より昇進ペースが遅くなっています。
「日本は年功序列なため、ゆっくりとポスト・給料が上がるので仕方ない」と考えそうになりますが、実は同じポストでも他国に比べ年収が安いというデータも出てきています。
このため、「日本は先進国だから他国に比べ給料が高い」という潜在意識は捨てなければいけないのかもしれません。
勤続年数・年齢とともに昇給が行われる日本の賃金制度は、企業成長を前提とした仕組みです。
ただし、1989年からの約30年間で、日本の国際競争力は1位から31位まで低下しています(未来人材ビジョンより)。
このような環境下で、今まで通り企業に勤務し続けるだけでは、以前に比べ昇給額も目減りしていくことでしょう。
また、労働環境改善のために整備されてきた労働基準法により、長時間労働が禁止されたことによって、「残業代で稼いでいく」という考え方も難しくなっています。
ただし、残業時間が減少する中では、プライベートの時間というのは増えていきます。
その時間を有効に活用し、資格取得やスキルアップなどの自己投資に取り組むのであれば、年収をアップさせる転職も可能と言えるでしょう。
また、YouTube・ブログ・クラウドソーシングなど個人で稼げる手段も増えてきたことから、副業に時間を充てることにより収入を増やすこともできます。
確かに現在の日本の労働環境における、「他国に比べ、給料も上がりにくい。転職でも賃金増加は見込めない」というのは悲観すべき事実です。
ただそんな環境下でも、転職を意識した自己啓発や、個人で稼ぐ努力をしていくのであれば収入アップは可能です。
そして、努力ができた人が収入をあげ、努力を怠たる人の給料は上がらない、という二極化が起こっていくでしょう。
文/ぽんちよ
投資系YouTuber。2019年10月からYouTubeチャンネル『投資家ぽんちよ』を開設し、投資や副業、セミリタイアに関わることを発信している。
サラリーマンとして働きながら活動していたが、2022年3月にFIRE達成。