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阪神 大山悠輔コロナ復帰後打率4割!2安打1打点で勝利貢献 「右翼」起用にも応えた
阪神5番の大山悠輔内野手(27)が、適時打を含む2安打1打点で勝利に貢献した。初回に3番ロハスの適時打で先制し、なお1死一、二塁のチャンス。先発小笠原の初球スライダーをとらえた。打球は横っ飛びした遊撃土田のグラブをはじく内野安打。二塁走者の近本が一気に本塁を陥れるタイムリーとなった。
「1点入って次の追加点というのはいつも考えているので。あそこは打球をはじいたところで、近本が走ってくれて、1点取れたのでよかったです」
2点リードの8回には、根尾の148キロを左前に運んで好機を拡大。その後、中野の押し出し四球で勝利を決定づける4点目のホームを踏んだ。コロナ陽性から19日の巨人戦で戦列復帰して30打数12安打、打率4割。絶好調をキープだ。
2試合連続、苦肉の起用にも応えた。右翼での出場は20年10月以来、2年ぶりだったが、この日も試合前練習で入念に右翼でノックを受ける姿があった。矢野監督は試合後、大山右翼、陽川一塁の起用意図を明かした。「悠輔は肩も強い。バンテリンドームは広い。俺の中では陽川より、悠輔の方がそういう部分でも良い」。肩の強弱を比較しての決断だったと説明した。
相手が左腕の先発試合などでは、今後も「右翼大山」の可能性が十分ある。大山は「球場によって広さも全然違いますし、ライトの位置だったりも違うので、難しさありますけど、いざ試合に出てやっている以上はしっかり守ってますし、試合前の練習であったり外野手に聞いたり、しっかり準備してやっていきたい」と引き締めた。勝利のために、新しいオプションにも応え続ける。【桝井聡】