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【テレビ】『ポップUP!』視聴率が連日1%台で年内打ち切りへ 後番組は『いいとも』的トークバラエティーか
「平日の帯番組は習慣で視聴する人も多いため、新番組は苦戦する傾向にあります。そのため通常は最低でも2年は続けるのが帯番組の常識ですが、スピード打ち切りが決まった背景には、6月に就任した港浩一社長の強い意向があったと聞いています」(広告代理店関係者)
ディレクター時代には『夕やけニャンニャン』。プロデューサー時代には『とんねるずのみなさんのおかげでした』など、とんねるずとの名タッグで数々のヒット番組を生み出してきた港社長。
「放送開始後も『ポップUP!』はスポンサーが集まらず苦戦しており、営業局から“どうにかしてほしい!”と大幅リニューアルや打ち切りを求める要請があったんです。笑えない実情を知った港社長は“今秋の改編で打ち切り”と就任直後から提案してきたのですが、さすがに数か月で帯の新番組の準備は無理。とはいえ、春の改編までは待っていられないということで、異例の年末打ち切りになりました」(フジテレビ関係者)
前番組の『バイキングMORE』は常に5%近い視聴率を取っていたものの、『ポップUP!』は初回から世帯平均が3.2%と苦戦。最近では連日1%台が続いている。上層部が焦る気持ちを強くするのも無理はないだろう。
『ポップUP!』は情報制作局が番組を作っているが、新番組は港社長の古巣であるバラエティー制作班が担当するという。
後継番組のMC候補には…
「バタバタなスケジュールのため、新番組のMC候補も最近になってようやく港社長に提案したばかりで正式には決まっていない状況。社長肝入りのプロジェクトのため、MCはビッグネームにお願いしたいところですが、平日の帯のスケジュールを押さえられるMC候補は限られていますからね……。同じく1年半で打ち切りになったTBS系『グッとラック!』の後番組『ラヴィット!』が好評なので、配信での展開も見据えた『笑っていいとも!』のようなお昼のバラエティー番組を想定しているようです」(同・フジテレビ関係者)
内容だけでなく、キャスティングでの苦悩も……。
「『ポップUP!』は局アナ2人の司会では心もとないと、田村淳さんなどMCクラスから三浦翔平さんや小泉孝太郎さんといった人気俳優までキャスティングしました。そんな人気どころをそろえたにも関わらず、たった8か月で終了となると、せっかくスケジュールを空けた大手芸能事務所としても黙ってはいられないでしょう。そこで『ポップUP!』の一部のレギュラーメンバーをスライドする形で新番組にも出演させたり、同じ芸能事務所のタレントの起用を約束することで、納得してもらったようです」(前出・広告代理店関係者)
フジテレビに『ポップUP!』の年内打ち切りが事実か問い合わせたところ、
「改編に関してはお答えしておりません」
との回答に留まった。番組内で昼ドラを復活させるなど、テコ入れも行ってきたはずだが、残念ながら早すぎる幕引きとなってしまった……。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6e629f3725479c1da5f81f9dccd322c670cbbd1