来年４月創部の仙台大女子硬式野球部　アイリスオーヤマとスポンサー契約

　仙台大は２４日、来年４月に創部する女子硬式野球部が生活用品メーカーのアイリスオーヤマ（本社・仙台市）とスポンサー契約を交わしたと発表。同社が大学の部活動を支援するのは初めてだ。

　真新しいユニホームの左胸に「アイリスオーヤマ」のワッペンが輝いていた。楽天イーグルスやベガルタ仙台のスポンサーを務める地元の超有名企業が、初めて大学の部活動を支援する。仙台大の朴澤泰治理事長は「夏の甲子園で仙台育英の白河の関越えという素晴らしいニュースの直後、世界的企業によるご支援は非常にありがたいことです」と感謝した。

　アイリスオーヤマの浅野秀一社長室長は「金銭的な面にプラスして弊社の商品もお使いいただければ」と、マスクや食料品などを提供すると明言。同社が所有する角田市の人工芝サッカーグラウンドも練習で使えるという。柴田町、白石市、角田市からの支援も決まり、３市町の球場使用にも便宜が図られる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4178fd7eba2c93f99598a7efc45926c10cd7e084

　朴澤氏は「将来的には『アイリスオーヤマカップ』と銘打った大会を、この地域で開催できたら」とプランを明かした。浅野氏も「開催となれば、選手やスタッフが地元で宿泊や飲食をするでしょう。地域のプラスになると思います」と、
産学官が一体となった活動による経済効果に期待を込めた。

　入沢裕樹監督によれば、選手は現１年生３人のほか来年度入学の６人が内定し、さらに複数の希望者がいるという。２日に甲子園で行われた高校女子選手権決勝に出場した開志学園（新潟）からも入部者がいる。
「県外の試合となると費用がかかるので本当にありがたいです。元気のあるチームをつくって地域に恩返しをしたい」と誓った。

アイスルオーヤマカップ

朴澤て