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【韓国が捏造したのだが】日本は慰安婦の歴史をどのように歪曲したのか・・・ドキュメンタリー映画『ココスニ』
▲ 映画『ココスニ』。
┃ココスニ
┃ジャンル=ドキュメンタリー
┃監督=イ・ソクヂェ
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日本によって強制動員された朝鮮人 “慰安婦” は、約20万人と推算されている。そのうち政府に登録された慰安婦は240人のみ。加害者のまともな謝罪もなく無情な時間だけが経ち、現在、大韓民国に残っている日本軍慰安婦被害者の生存者は11人に過ぎない。
映画『ココスニ』は、ミャンマーのミッチーナーで発見された朝鮮人慰安婦20人を審問した報告書のうち、歪曲された記録と隠された真実を追跡する。
▲ 映画『ココスニ』。
1942年5月、朝鮮軍司令部の提案で一名『パパサン』、『ママサン』と呼ばれたキタムラ夫婦は、全国を巡って就職を求める女性たちを募集する。業務内容は、病院で負傷した兵士たちの面倒を見ること。夫婦は家族の借金の清算はもちろん、多額の金銭が稼げると強調した。
そのような真っ赤な嘘によって募集された朝鮮の女性たちは、釜山や台湾、シンガポールを経てミャンマーのミッチーナーに位置する日本軍慰安婦収容所に送られた。1944年8月、連合軍と中国軍に追い込まれた日本軍と一緒に捕まった慰安婦の女性たちは、連合国の捕虜となって審問を受けた後、インド各地に散らばった。
彼女たちを審問した7ページの記録、『米国戦時情報局(OWI)審問報告書・No.49』は、慰安婦被害者を売春婦と罵倒する日本の右翼団体と関係者らの根拠になっている。映画はこの報告書の嘘を初めて明らかにする。
元連合軍捕虜尋問官であるアクネ・ケンジロウとのインタビューを通じて、報告書が韓国語の通訳なしで日本語と英語の審問で作成されたことを確認し、その内容も主観的な評価が多かったこと告発している。
そして報告書の最後の付録に記録された行績が分かる一人の人物、『ココスニ』という名前を探しに向かう。
▲ 映画『ココスニ』。
映画は記録としてのみ存在したミッチーナーの朝鮮人慰安所の現場を初めて確認して、ミャンマーのミッチーナーとインドのレ島などの現場を踏査、証言の確保などを通じて朝鮮人慰安婦20人の帰国行績の把握に乗り出した。この過程を通じて、歴史で私たちの記憶から消された数多くの『ココスニ』たちの存在を想起させる。
イ・ソクヂェ監督は 、「戦争が終わると自身の故郷に帰るのが当然だが、帰れなかった人たちが存在するという話を聞き、日帝強点期に慰安婦として動員されて遠い異国で苦痛を受ける以外なかった彼女たちの運命を取り上げた」とし、企画の背景を明らかにした。
一方、映画『ココスニ』のエンディング音楽には、歌手のイ・ヒョリが作詞・作曲して歌った『ナル イッヂ ナラヨ(私を忘れないで)』が挿入された。2013年の日本軍 “慰安婦” 被害女性のためのプロジェクトアルバムの収録曲で、詩的な歌詞が映画の最後まで観客を切なくさせる。
京畿新聞(韓国語)
https://www.kgnews.co.kr/news/article.html?no=715151