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阪神・近本再加速!コロナ療養から復帰後初猛打賞「これから連勝できるようにやっていきたい」
◇セ・リーグ 阪神5―0DeNA(2022年8月25日 京セラD)
やはりこの男が打つと、猛虎は勢いづく。阪神・近本が復帰後3戦目で初となる3安打猛打賞に盗塁と躍動。戦列復帰後のチーム初勝利に胸をなで下ろした。
「連勝している中で帰ってきて、(チームの連敗に)申し訳ないなと感じていたので…。きょう勝ったので、これから連勝できるようにやっていきたい」
初回からアクセル全開。1死二塁から俊足を飛ばした内野安打で一、三塁と好機を拡大すると、続く佐藤輝への初球で二盗。ヤクルト・塩見と並んでリーグトップに浮上する23個目の盗塁を決めた。さらに1点リードの3回先頭では、ロメロの外角高めの変化球を逆方向へ左前打。大山の適時二塁打で一塁から一気に生還し、復帰後初得点も記録した。4回1死でも遊撃への内野安打を放ち、中野と並んでリーグトップとなる今季12度目の猛打賞を達成。離脱のブランクを全く感じさせない躍動ぶりだった。
「僕が(隔離療養中に試合を)見ていた時は連敗中やったので。申し訳ないなというのは思っていましたね」
前日24日にはオフの自主トレ拠点とする鹿児島・沖永良部島の子どもたちを、球場に招待。自身も淡路島で育ったからこその思い入れがあった。「僕もそうでしたけど、いろいろと外に出て感じることは多いと思うので。“関西ってこういうところだったんだよ”と子どもたちで話してもらえたら、すごく良いなと」。今よりも世間がコロナに敏感だった昨年は、招待を断念。子どもたちに夏休みの思い出を届けることができたのが、何よりもうれしかった。
127安打は中野と並んでリーグ2位に浮上し、DeNA・佐野に1本差と肉薄。矢野監督からは「やっぱり近本が帰ってきて、大きなチームの形ができる」と賛辞を受けた。「勝つためにしっかり準備してみんなで戦っていきたい」。残り25試合、戻ってきた大黒柱がチームを引っ張る。(阪井 日向)
《12球団最速!主催試合200万人突破》12球団最速で主催試合200万人を突破した。この日、京セラドームに2万2039人が入り、今季主催56試合で202万173人になった(甲子園175万4880人、京セラドーム大阪26万5293人)。新型コロナウイルスによる入場制限があった影響で、200万人超えは309万1335人を記録した19年以来3年ぶり。観客を実数で発表するようになった05年以降、過去最速の200万人到達は、07年の46試合目。
【阪神】近本光司、コロナ感染から復帰初勝利&猛打賞「チームの形というのができる」矢野監督 – プロ野球 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/baseball/news/202208250001427.html …