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「おかえりなさいご主人様」オットセイが民家に侵入、家族の帰りをお出迎え !
》》玄関ドア開けたらオットセイ!!
玄関開けたら見知らぬオットセイが出迎えてくれた。なんて嘘みたいな出来事が実際にあったようだ。
ニュージーランドで家族が外出中、猫用ドアを潜り抜けて家の中に侵入したオットセイの子供は、家族が帰ってくると、玄関の前にやってきて、ちょこんと座っていたという。
海洋生物学者、フィル・ロスさんの自宅は、ニュージーランド北島北東部の都市タウランガの海岸近くにある。
この日、フィルさんは留守にしていたのだが、妻のジェンさんは早朝6時、ジムに行くため家をでた。
出かけるときに、何かの鳴き声と物音が聞こえたが、隣の犬だろうと思って気にせずに車に乗り込んだという。
その1時間後、ジェンさんがジム帰宅したところ、目の前にオットセイの子供がいるという、レアなシチュエーションに遭遇する。
オットセイはジェンさんを見ると別の部屋へと移動していった。
Seal breaks into New Zealand family’s home
その後、好奇心旺盛なオットセイの子は、ソファやテーブルによじ登ったりしながら室内の探検を楽しんでいた。
ジェンさんは、2階で寝ていた10歳と12歳の子供たちを起こし、「オスカー」と名付けてその様子をしばらく観察していた。
オットセイは猫を追いかけていた可能性
でもどうやってオットセイは家の中に入ることができたのだろう?
この家ではココという名の猫を飼っている。夫で海洋生物学者のフィルさんによると、ココが庭で遊んでいるときにオットセイがやってきて、ココにつきまとい、一緒に猫用ドアから家に侵入した可能性が高いと推測する。
好奇心旺盛なオットセイは猫と友達になりたかったようだが、猫のココは「冗談じゃない」と家の中へ逃げ込んだところ、猫と一緒に入ってきちゃったというわけだ。
ココはよっぽど怖かったのか、オットセイが家の中に入ってくると、慌てて隣人の家へ駆けこんで避難していたという。
結局オットセイは、ジェンさんが家の中から庭へと導きだし、通報した野生動物保護局のレンジャーの手で海に戻してもらったという。
[もっと知りたい!→]食べ物をください。空腹のオットセイ、ロックダウン中のレストランのドアを叩く(南アフリカ)
幸いなことにオットセイは家財道具を一切壊すようなことはなかったそうだ。
ジェンさんと子供たちは貴重な体験ができたが、ココにとっては恐怖体験だったようで、オットセイがいなくなり、自宅に戻ってきた後もその日はずっと2階から降りてこなかったという。
夫のフィルさんは、今回の件は自分の職業が一番役に立つはずなのに、肝心な時に立ち会えなかったことを残念がっている。
心にトラウマを追ってしまったココのことは気がかりだが、自宅にオットセイの子がやってくるというシチュエーションはちょっとだけ憧れちゃうな。
References:Seal breaks into New Zealand home, lounges on couch / written by parumo