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阪神 佐藤輝明、今季28度目マルチ安打「感覚は良くなっている」虎の4番7戦連続安打で意地
<阪神0-4DeNA>◇23日◇京セラドーム大阪
打線が今季22度目の完封負けを喫した試合で、虎の4番が意地を見せた。佐藤輝明内野手(23)が、今季28度目のマルチ安打だ。4回1死、先発今永から右前にクリーンヒット。3点ビハインドの8回2死では、左腕エスコバーの134キロを左前にはじき返した。自己最長を更新していた連続試合打点は「5」でストップしたが、7戦連続安打をマーク。その7試合は28打数10安打、打率3割5分7厘で依然、好調キープだ。
連続試合安打が始まった16日ヤクルト戦(神宮)から「感覚は良くなっていると思います」と語ってきた。8月は2度の15打席連続無安打を味わったが、今はもう別人。この日は全体練習前に早出特打を行うなど、打ち込みができるホームのアドンバンテージも追い風になっている。
頼りになる先輩たちも戻ってきた。新型コロナで離脱していた近本が3番で復帰。近本、5番大山と並ぶ「ドラ1クリーンアップトリオ」は今月4日巨人戦以来、19日ぶりの再結成となった。「束になっていいところで打てば勝てると思う」。21日巨人戦後には、あらためて打線のつながりの重要性についても話していた。前後を固める好打者とともに、次こそDeNAの勢いを止めたいところだ。
この日は女性ファン向けイベント「TORACOデー」として開催。勝利は届けられなかったが、キラキラ輝く背番号8の姿が、ファンの視線をくぎ付けにした。【中野椋】