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ACL・準々決勝 浦和が手倉森監督率いるパトゥムに4発快勝でACL4強! 決勝かけて全北現代と激突
ラウンド16でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)に5-0の快勝を収めた浦和が、集中開催となっているACL東地区ノックアウトステージにて“本拠地”埼玉スタジアム2002にパトゥムを迎えた。
ラウンド16で傑志(香港)に4-0で完勝したパトゥムは浦和のリカルド・ロドリゲス監督の古巣であり、現指揮官は手倉森誠監督が務める。ジョホール戦から中2日で行われる一戦に浦和はダヴィド・モーベルグや関根貴大、伊藤敦樹らを先発起用した。
試合開始から1分足らず、ディフェンスラインの岩波拓也からのロングフィードに反応した松尾佑介がDFアンドレス・トゥニェスと上手く入れ替わってボックス右に抜け出す。そのまま右足でネットを揺らしたが、シュート前にハンドがあったとしてVARオンフィールドレビューにより得点は取り消しとなる。
11分にもボックス右に入り込んだ松尾が後方からチェックするトゥニェスと交錯して倒れたもののPKの判定とはならず。それでも浦和が相手陣内でボールを動かしながら押し込む形で試合を進行していく。
25分にはボックス手前左で岩尾憲からのパスを受けた関根が巧みなドリブルで中央にスライドして右足でシュートを放つとGKキッティポン・プータウチュエクは動けずネットを揺らす。しかし、ボールに触れていなかったもののオフサイドポジションの松尾がGKプータウチュエクのプレーに影響を与えたとして得点は認められなかった。
2度ネットを揺らしながらも得点が認められなかった浦和だったが32分に背番号10が暗雲を振り払う。関根が相手を背負いながらもスルーパスを供給すると松尾がスルー、ボックス左のモーベルグが左足の強烈なシュートで先制点を奪い切る。
さらに42分、浦和ボールの左CKでキッカーは岩尾。速いボールに対してニアに飛び込んだ岩波が頭で合わせて追加点をマークした。試合は浦和が2点をリードして折り返す。
後半に入ってパトゥムがややペースを上げてボールを握っていくものの浦和は落ち着いて対処しながら松尾のスピードを生かしたロングボールを蹴り込んでいく。すると65分、ピッチ中央付近でインターセプトした伊藤がボックス手前右まで侵攻して中央にパス。伊藤がワントラップして左足を振り抜いてゴール右下隅を射抜いた。
パトゥムを突き放した浦和は66分に3枚替え。松尾、モーベルグ、小泉に代えてキャスパー・ユンカー、江坂任、明本考浩と層の厚さを見せた。72分、江坂のスルーパスを受けた明本がボックス左から左足の強烈な一撃を突き刺して4点差をつける。
その後も優位に進める浦和はパトゥムを寄せ付けることなく試合を終了。勝利した浦和は25日に行われる準決勝に進み、ヴィッセル神戸を破った全北現代モータースと決勝進出を争う。
■試合結果
浦和レッズ 4-0 パトゥム・ユナイテッド
■得点者
浦和:ダヴィド・モーベルグ(32分)、岩波拓也(42分)、小泉佳穂(65分)、明本考浩(72分)
パトゥム:なし
https://news.yahoo.co.jp/articles/86e456e54b8e469426b1f935b0012911ff85515c