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堀内恒夫、巨人の投手起用に疑問符「ピッチャーがおかしくなるよ」
【巨人】堀内恒夫氏が原監督らの投手起用に疑問符「ピッチャーがおかしくなるよ」
巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏が22日に自身のブログを更新。巨人が1―6で敗れた21日の阪神戦(東京ドーム)を引き合いに、原辰徳監督率いる現場首脳陣の投手起用に対して持論を展開した。
ブログの冒頭で「昨日投げたピッチャー陣について、老婆心ながら気になったことを正直に述べていきたい」と切り出すと、まずは5回途中10安打3失点で降板となった先発・シューメーカーについて「ボールにスピードがない。フォークが多すぎる。昨日の阪神のバッターは真っ直ぐではなくそのフォークを待っていたよね。低めにくればボールだから見極められてしまう。手を出さない。完全に攻略されてしまったと言っていい」と分析した。
そして「気になったのが2人」として挙げたのが、2番手・赤星と5番手・高梨の起用だったという。
赤星は3点ビハインドの5回二死一、二塁から登板し、梅野を一ゴロに打ち取って降板。堀内氏は「彼をただの敗戦処理として使っているように思えてしまう。もし、育てるというならばあの1ポイントは他の誰かに任せ次の回、頭から2回くらい長いイニングを投げさせた方が経験を積ませると言えるだろう」「チームが彼に期待しているのならば役割分担をしっかりと今一度、考えてもらいたいところだね」とした。
さらに、岡本和のソロで1―4とした8回から登板し、2安打2四球で2失点を喫した高梨についても言及した。
堀内氏は「昨日は微妙なところを球審にボールと判定されてマウンド上で苛立っているのを感じた。微妙なところで勝負できる彼のピッチングスタイルでもってストライクを取ってもらえないようでは自ずと厳しくなってくる」。
その上で「こういう微妙なところがボールになってしまうのは連投の疲れもあるだろうと思うし、勝っても負けても投げるようじゃ気持ちも入ってこないと思うよ。3点差になったから? 流れが変わった? 勝つつもりで勝ちパターンを出す? なんて言って投げさせていたらおかしくなる。負けているうちは誰かが粘って耐えて抑えてその間に同点、逆転したところで勝ちパターンを出さないとピッチャーがおかしくなるよ。デラロサは体にキレがないし平内は勝ちパターンの8回を任されたのではないのか」と疑問を呈した。
チームは今季最悪の6連敗中。23日からは1・5ゲーム差に迫る最下位の中日と東京ドームで3連戦を控える。堀内氏は「少し厳しいコメントとなってしまった」としつつも、最後は「若手を育てることと勝つことの両立は難しいが、諦めるような姿勢をファンの皆さんに見せたらいかんと思う。まだ! まだ! 頼みましたよ!」とエールで結んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ebe82180171b88cd454f5c2bce8a20d98d7bbeb