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2022MotoGP第13戦オーストリアGP・Moto3クラス決勝 佐々木歩夢、驚異の20台抜きで今季2勝目! 鈴木竜生2位で21年ぶり日本人ワンツー
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f9d260f966fcf25dcae46e9124282b2b062d85d
レッドブルリンクで行なわれたMotoGP第13戦オーストリアGPのMoto3クラス決勝レースは、Sterilgarda Husqvarna Maxの佐々木歩夢だった。
オーストリアGPの予選では佐々木歩夢が2番グリッドと上位を確保。鈴木竜生(Leopard Racing)が7番手に並んだ。ポールポジションはダニエル・オルガド(Red Bull KTM Ajo)だ。
全23周の決勝レースが始まると、佐々木は1周目から積極的なアプローチで先頭を奪取。佐々木は前戦イギリスGPでの接触でダブルロングラップペナルティを科されているため、できるだけリードを稼ぎたいところだ。
佐々木はデニス・オンジュ(Red Bull KTM Tech3)や鈴木と先頭を争う形となったが、3周目に1回目のロングラップペナルティを消化して後退。ポジションを18番手まで落とし、2回目のペナルティを消化した5周目に21番手にまで後退した。
これで先頭となったのがオンジュ。以下オルガド、鈴木、ダビデ・ムニョス(BOE Motorsports)、セルジオ・ガルシア(AutoSolar GASGAS Aspar Team)らが続いて先頭集団となるも、後方を突き放せず、縦長の隊列となった。
5周目、先頭を引っ張ってきたオンジュが、ターン2のシケインでバランスを崩してコースオフ。9番手までポジションを落とすことになった。
先頭は鈴木やイザン・ゲバラ(AutoSolar GASGAS Aspar Team)の争いが激しく、安定しない状況が続いていたが、しばらくするとゲバラがリードする形に落ち着いた。
先頭集団が大きく抜け出すことができない中、後方からはペナルティでポジションを下げていた佐々木が、ファステストラップを連発しながら接近。10周目には先頭集団に復帰し、5番手となった。
佐々木のペースは明らかに良く、13周目に入る頃には2番手に浮上。ターン3で更に追い抜きをしかけ、ダブルロングラップペナルティを消化したにもかかわらず、ついにトップに躍り出た。
トップを走る佐々木には鈴木がピッタリとマーク。オンジュ、ムニョスが僅差でそれに続く状況で、レースは残り5周に突入した。
佐々木は残り3周となったところでファステストラップに匹敵するペースを示すなど、ラストスパートを開始。鈴木、ムニョス、オンジュらもそれぞれが自己ベストを更新する走りを見せるが、佐々木がギャップを拡大していった。
ファイナルラップ、佐々木は2番手以下のアタックをしのぎきってトップチェッカー。ペナルティを物ともしない走りで、今シーズン2勝目を挙げた。2位には鈴木が入り、日本人ライダーによるワンツーフィニッシュとなった。3位はムニョスだ。
その他日本人ライダーは、鳥羽海渡(CIP Green Power)が10位、山中琉聖(MT Helmets – MSI)が13位、古里太陽(Honda Team Asia)が25位という結果となった。