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『週刊少年ジャンプ』(しゅうかんしょうねんジャンプ)は、集英社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌。略称は『ジャンプ』・『WJ』 。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊し、翌1969年より週刊となり『週刊少年ジャンプ』に改名した。また、2014年9月22日よりアプリケーションとして『少年ジャンプ+』を配信している。
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ジャンプの王は『ONE PIECE』じゃない? 圧倒的すぎる『ドラゴンボール』人気
劇場版『ONE PIECE FILM RED』が大ヒットし、あらためて人気が爆発している漫画『ONE PIECE』。やはり『週刊少年ジャンプ』の看板は伊達じゃない…と言いたいところだが、とあるデータでは『ドラゴンボール』に大敗していたようだ。
恐るべし「ドラゴンボール」の戦闘力
どちらも「ジャンプ」の代名詞とも言える作品だが、「ONE PIECE」は現在進行形で連載中。かたや「ドラゴンボール」は原作が完結してから四半世紀以上も経過しており、そろそろ人気が衰えていてもおかしくはない。
だが、「shoppingmode バンダイナムコホールディングス」が発表したIP別売上のデータを見てみると、驚くべき結果が。2022年3月の通期実績では、「ドラゴンボール」が約1,276億円でトップの値を記録。他のIPと比較しても、群を抜く売り上げだった。その一方で、「ONE PIECE」は約441億円という結果であり、「ドラゴンボール」と約3倍の差をつけられていた。
また2023年3月期の第1四半期決算では、そこまで差はないものの、「ドラゴンボール」が275億円で「ONE PIECE」は137億円。やはり「ドラゴンボール」が売り上げで凌駕している。
しかも過去の売り上げを参照すると、「ドラゴンボール」の人気は衰えるどころか右肩上がり。2013年頃は年間100億円ほどだったが、2020年代には1,000億円越えに至るまでに成長している。
「ジャンプ」の王座を賭けた戦い
今になって「ドラゴンボール」のコンテンツ人気が復活した理由としては、やはり劇場版や続編『ドラゴンボール超』のヒットが大きいのだろう。
2013年には『ドラゴンボールZ 神と神』が17年ぶりの映画として公開され、2015年には18年ぶりのアニメ新作『ドラゴンボール超』がスタート。その波にのり、いまや全盛期の輝きを取り戻しつつある。
またメディアミックスとして、アプリ『ドラゴンボール レジェンズ』も好調。10月には新作ゲーム『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』も発売される予定だ。一過性のブームではなく、幅広い世代に愛されている作品だからこそ、ゲーム化などの企画が進みやすいのだろう。
とはいえ、「ONE PIECE」も一方的に負けているわけではない。新作ゲームとして『ONE PIECE ODYSSEY』の発売が予定されている上、劇場版の興行収入は未曽有の勢いを叩き出している。
本当の人気は、ブームが過ぎ去った後にこそ見えてくるもの。「ONE PIECE」は現在最終章に差し掛かっているが、どこまで「ジャンプ」のレジェンドに食らいつけるだろうか。