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知ってた?チョウザメはサメの仲間ではない
👉結論を先に言うと、チョウザメはサメではなく「古代魚」です。
名前にサメとあるので勘違いされやすいのですが、実はまったく別の生き物なのです!
サメとつくけどサメじゃない。古代魚チョウザメ – YouTube (出典 Youtube) |
チョウザメはサメの仲間ではない!
キャビア(caviar)の原料として漁獲される「チョウザメ」(蝶鮫・鱘魚:sturgeon)は、名前に「サメ」(鮫)と付くがサメの仲間ではない。
チョウザメは、チョウザメ目チョウザメ科に分類される魚であり、硬骨魚類(こうこつぎょるい)に属し、いわゆる古代魚(こだいぎょ)と呼ばれる魚類にも分類される。
硬骨魚類とは、その字の通り、骨格の大部分が硬骨と呼ばれる硬い骨で構成される魚である。ただし、チョウザメ類は硬骨魚類の中でも軟骨の割合が大きい種類である。
また、古代魚とは、はっきりした定義はないが、「生きた化石」とも呼ばれるシーラカンスのように、絶滅せずに、地層の中から発見される化石と同じ姿で、現在まで生き残ってきた魚類の総称として用いられる。
一方、サメやエイなどの軟骨魚類(なんこつぎょるい)に属する魚は、全身の骨格が軟骨と呼ばれる軟らかい骨で構成される。魚類の中で最も大きいジンベエザメも軟骨魚類に分類される。
このように硬骨魚類に属するチョウザメは、軟骨魚類に属するサメとは系統が大きく異なる。また、チョウザメは淡水魚である一方、サメの仲間はオオメジロザメなど一部の種を除いて、多くが海水魚である。
では、なぜ「チョウザメ」という名前が付けられたのか。それは、体の表面にある大きな鱗(うろこ)が蝶(チョウ)の形をしており、全体的な形が鮫(サメ)に似ていることから、「チョウザメ」(蝶鮫)と名付けられた。
👉チョウザメの生息地
チョウザメは淡水魚なので、海では生活できません。
ここからしてすでにサメとは違いますよね。
では、どこに生息しているのかというと、主に川や湖で暮らしています。
分布としてはアジアからヨーロッパまで広範囲で、ロシアやアメリカなどの各地にも生息しています。
その種類は世界で約30種にも及ぶといわれており、地域によってその見た目も違ってきます。
日本にもかつては生息していたと考えられているのですが、現在は絶滅してしまったようです。
このチョウザメ、その寿命自体はかなり長く、個体によっては150年ほど生きた例もあるのだとか。
♦因みに、卵であるキャビアは世界三大珍味の一つとして有名ですが、実は肉も美味しいと評判です。