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東京五輪パラ組織委 高橋治之元理事を受託収賄容疑で逮捕 東京地検特捜部 大会スポンサー「AOKI」側から約5100万円受領
東京地検特捜部はさきほど東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之元理事を受託収賄の疑いで逮捕しました。大会スポンサーAOKIホールディングスの元会長ら3人も贈賄の疑いで逮捕されています。
スポーツビジネスの第一人者で東京大会の招致の立役者として知られた高橋容疑者は、きょう正午過ぎ、うつむいたまま無言で自宅をでて東京地検に出頭しました。
受託収賄の疑いで逮捕されたのは大会組織委員会の元理事高橋治之容疑者(78)です。
特捜部によりますと、高橋容疑者は2017年1月ごろから去年6月ごろまで、紳士服大手のAOKI側から大会のスポンサー契約やライセンス商品の契約に関して便宜を図ることを求められたうえで、現金およそ5100万円を受けとった疑いがもたれています。
高橋容疑者が代表をつとめる会社は「AOKI」の関連会社と2017年から月額100万円のコンサル契約を結んでいましたが、組織委員会の理事は「みなし公務員」で、職務に関して資金提供などを受けることが禁止されています。特捜部は贈賄の疑いでAOKI創業者の青木拡憲容疑者ら3人も逮捕していて、不正の実態の解明を進める方針です。
高橋容疑者は特捜部の任意の事情聴取に対し、「組織委員会の理事の仕事とコンサルタント契約は別のものだ」として違法性を否定していました。
高橋容疑者は広告大手「電通」の元専務で、スポーツビジネスの第一人者として知られ、オリンピックの東京招致活動にも深く関わっていました。
TBSニュース
2022年8月17日(水) 14:16
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/127154
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