https://metro.co.uk/2022/08/16/human-remains-found-in-suitcases-bought-by-family-at-auction-17194271/
2022.08.18 04:00
https://japan.techinsight.jp/2022/08/masumi08171031.html#google_vignette
多くの人が当たり前のようにネットオークションに参加し、お買い得の商品を手に入れる時代となったが、中古の商品には注意が必要な時もあるようだ。近年は「貸倉庫オークション(ストレージ・ユニット・オークション)」というアイテムごとではなく貸し出されていた倉庫のユニット(1区画)を出品し、落札者が中身すべてを引き取るタイプのオークションが行われているが、このほどニュージーランドで倉庫の1区画を落札した家族がその中にあったスーツケースを開けて青ざめることとなった。『Metro』『news.com.au』などが伝えている。
ニュージーランド最大の都市オークランドで現地時間11日、郊外に住むある家族から警察に「遺体を発見した」という通報が入った。地元メディア『NewsHub』によると、家族がオークションで落札した倉庫にあったスーツケースを開けてみたところ、複数の人間の遺体が入っていたという。
この貸倉庫は、借り主が賃料未払いのまま放置していたため倉庫の所有者がオークションに出品したもので、スーツケースに遺体が入っているとは知らずに出品されていたようだ。
落札した家族も自宅でスーツケースを開けるまで遺体が入っているとは思いもしなかったという。事件を知った近所に住む男性は、当日の「正午過ぎに付近一体に悪臭がしていた」と話しており、この男性は火葬場で働いていた経験からすぐに遺体が発する臭いだと気づいたそうだ。
警察は遺体を住居から運び出して引き続き捜査を行っているが、捜査当局は「通報した家族は殺人などに一切関与していない」と発表している。また警察は、問題のスーツケースが保管されていたオークランドのパパトエトエにある貸し倉庫の所有者に協力を仰ぎ、殺人事件として捜査を進めているそうだ。
なお遺体が入っていたスーツケースは複数とされているが、正確にいくつあるのか、犠牲者は何人なのかなど詳細についての発表はなく、警察の広報担当者からは地元メディアを通して次のような声明があった。
「国民の関心が高いことは理解していますが、警察では公表する前にまだ多くの捜査を行う必要があるのです。」
なかでも最優先しなければならないのが遺体の身元特定で、これが判明したのちに事件の背景が見えてくると述べており、警察では遺体の検視が終わるのを待っている状態という。
今回予期せず、遺体を目の当たりにしてしまった家族はかなりのショックを受けたことと思われるが、2020年6月にはアメリカで10代の少年少女のグループがTikTokの撮影中にビーチで遺体の一部が入ったスーツケースを見つけ、彼らは大きなトラウマを抱えてしまったようだ。