『帳』なんて読むの?

『帳』なんて読むの?

『帳』なんて読むの?

🤔「帳」は、「室内に垂れ下げて隔てにする布」や「たれぎぬ」のことを意味する言葉ですが、なんと読むでしょうか? 

     【帳】
      ↓
      ↓
      ↓
      ↓
      <正解は>
    【とばり】
「とばり」は、和歌などによく使われる響きも美しい詩的な表現を持つ言葉です。
カーテンのような”区切りを作る物“という意味で使ったり、“周りが見えない”と比喩的に用いられる場合もあり、幅広い用途で使うことができます。「とばり」は漢字で表記する場合もあります。その漢字は全部で4つ。細かいニュアンスを伝えたいときは、漢字を使い分けるといいでしょう。
🤔「とばり」の漢字表現は”帳・帷・幄・幌”
「帳」
まずは、1番といっていいほどよく用いられる「帳」です。「帳」には「張りめぐらす幕」という意味があり、この一文字で「蚊帳」(かや)を想像させることができます。
「帷」
「帷」は、戦のための作戦をねる場所・大将の陣営を意味する「帷幄」(いあく)や「帷幕」(いばく)に使われている漢字です。男らしさや勇ましさを表現したい場合に適しています。
「幄」
「幄」は、テントのような「上からかぶせる幕」「周りを囲む幕」という意味があります。祭儀などに建てる、布や織物でおおった仮小屋「幄舎」(あくしゃ)などに用いられる漢字ですが、近年ではあまり「とばり」として使われていません。
「幌」
「幌」には、雨や日光などを防ぐための「乗り物にかけるおおい」、または「矢などの攻撃から身を守るために鎧にかける布」という意味があります。「何かから守る」の意味合いで使いたいときには適しています。

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