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104年ぶりの快挙に大谷翔平「単純に2つやっている人がいなかっただけかな」
エンゼルスの大谷翔平はアスレチックス戦に「2番・DH兼投手」で出場し、投手として6回無失点に抑え、メジャーで自身初の2桁勝利となる10勝目を挙げ、ベーブ・ルースが1918年に記録して以来、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。打者では7回に25号ソロ本塁打を放ち、メジャー通算118本塁打とし、日本選手ではイチローを抜いて歴代2位に浮上した。試合後の一問一答は次の通り。
◇ ◇ ◇
-10勝目は待ち遠しかったか
大谷「そうですね、いい投球をしていれば必ずチャンスはあるかなとは思っていた」
-本塁打もを打って決めた
「追加点は良かったかなと思うが、やっぱり(ウォードの)3ランが大きかった。ああいうチャンスでしっかり打ってくれた打線が良かった」
-打球が直撃した左足は試合が進むにつれて悪化してきたのか
「試合中は集中していたのでそんなに気にはならなかった。ちょっと時間がたった時の方が、違和感はあるかなと思う」
-当たった直後はここで交代かと頭によぎったか
「まあそうですね。結構、まともに当たっていたのでしんどいかなと思った。何とか集中して、なるべく多くは投げられた」
-投手交代する時に悔しそうな表情を見せていた
「球数的にももう1イニングいければ良かった。点差もちょっと離れていたので、そこはコミュニケーションを取って代わるという感じだった」
-2桁勝利&2桁本塁打。二刀流をやっている上では節目
「投球に関してはイニングをしっかり投げて、あとはしっかり低いWHIP(投球回あたりの与四球+被安打の合計)で抑えていくというのがそれが勝ちにつながる要素だと思う。打席はもちろんOPS(出塁率+長打率)が大事だし、総合的なところ、1試合1試合集中してもっともっと上げられたらと思う」
-昨季に9勝を挙げた時に、10勝にいくかどうかが大きな違いと言っていた。今年は10勝についてどういう捉え方をしているか
「(10勝に)いくか、いかないか、印象は大きく変わるし、そこは違うかなと思うが、個人を評価する上で大事な数字があると思う。そこが上がってくれば、おのずと(勝利が)増えてくる」
-憧れていたイチローの通算本塁打数を超えた。
「もちろんタイプ的な違いはあると思うが、そういう選手の一部の記録を超えられてすごく光栄。もっともっと打ちたい」
-10勝というのは大きな通過点だと思うが、今後の目標は。
「一番はなるべく健康でいい状態で最後まで投げ切ったり、試合にでるのが目標。あまり先を見過ぎてもしょうがない。まずは明日、またいい状態で臨めるようにちゃんと寝て、いい明日を迎えれるように頑張りたい」
-100年以上前のベーブ・ルースの名前が出てくることを改めてどう思うか
「光栄なことだなとはもちろん思うけど、あまりシーズン中とか、自分の今の数字がどういう印象なのかなというのはあまり分からないものだと思う。終わった後に、どんなシーズンだったかなというのを振り返られればいい」
-ベーブ・ルース以来、2桁勝利、2桁本塁打が100年間出てきていなかったことについてどう思うか
「単純に2つやっている人がいなかったというだけかなと思う。それが当たり前になってくれば、もっと、もしかしたら普通の数字かもしれないし、それは単純にやっている人が少ないということだと思う」
中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/880767f47872a7bc5de9f4bd7b94772aa7d56f23