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人間界では悪人でも犬にとっては大切な人。麻薬密売で拘束された飼い主と同じ姿勢をとる犬
ワンコ飼い主さんが悪るでもマネしちゃう?!
人間界でどんな罪を犯そうと、犬にとっては関係ない。そのゆるぎない忠誠心で飼い主に付き従い、気持ちを共有しようとする。
ブラジルで、麻薬密売組織に飼われていたロットワイラーは、飼い主が警察に捕まった時も、忠誠心を忘れなかった。
手錠をかけられ床にうつ伏せにされた飼い主の姿を見て、「自分も逮捕してください」と言わんばかりに、床に寝転がり、同じ姿勢で降伏の意思を表したのだ。
7月28日、ブラジルのサンパウロ州ホルトランディアにある牧場小屋に警察が麻薬組織のアジトに踏み込み、3人の男を拘束した。
麻薬取締捜査官たちは強制捜査の前にしばらく小屋を監視し、麻薬が運び込まれたタイミングを狙って逮捕する準備をしていた。
警察に踏み込まれた男たちはすぐに観念し、後ろ手に手錠をかけられ床にうつ伏せにされた。
捜査員はその間家宅捜索を行っていたが、いつの間にか大型犬のロットワイラーが男たちのそばにやって来て、同じように床に横たわったのだ。
犬は組織に番犬として飼われていたようだが、警察に吠えることも攻撃することもなく、「自分も共犯です。逮捕してください」と言わんばかりに、素直に飼い主の真似をして降伏する姿勢をとったようだ。
結局、この捜査により警察は1,1トンの大麻を押収。
大麻は、ブラジル西部マットグロッソ・ド・スル州カンポ・グランデから運び込まれたものであり、一味はサンパウロ州カンピーナスとその周辺で販売しようとしていたことが判明した。
男たちは連行、犬はその場に留まる
家宅捜索後、3人の男たちはアメリカーナにある警察本部に連行された。
ロットワイラーはその場に留まり、小屋の周りの土地を所有する女性に預けられたという。警察によると、この女性は麻薬密売には関係していないそうだ。
犯人たちに寄り添い、ロットワイラーが床に横になっている姿は、SNSで拡散され、多くのユーザーらの心を奪った。
ネット上では「ごめん、犬には申し訳ないが笑ってしまった」、「連帯責任だと思ってるのかな?」、「犬にとっては飼い主が犯罪者かどうかなんてわからないもんな。かわいがってくれたら大切な飼い主だ」、「自分は罪を犯してないのに、飼い主の代わりに逮捕されようとしてるのかな?だとしたらこれも新たなる忠犬伝説だね」、「こういう遊びだと思っているふしもある」、「いやまてよ、この犬は警察の送り込んだスパイって可能性もあるぞ」「犬ってやつは…」などの声があがった。
Quadrilha e presa em Hortolandia
どうやら、男たちは他にも2匹犬を飼っていたようで、再び現場に戻った警察が、犬たちに動物保護サービスが必要かどうかを確認しているということだ。
References:Wimpy Guard Dog Lies Next To Drug Gang During Police Raid/ written by Scarlet / edited by / parumo