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【韓国歴史】 陸上の「閑山大捷」と呼ばれる、熊峙(ウンチ)の戦いをご存知ですか。壬辰倭乱、朝鮮軍と倭軍の戦い
・8月5日、第430周忌ウンチ戦闘記念式
・全羅北道ワンジュ郡、国家史跡指定推進
映画『閑山:龍の出現』は1592年夏の旧暦7月8日、閑山島の沖合で朝鮮の運命をかけた地上最高の海戦、閑山大捷を扱った。映画は閑山大捷と共に、同時に陸地で起きた義兵たちの戦闘シーンも比重を置いて描いた。義兵たちがワンジュ郡ソヤン面シンチョン里ウンチ(熊峙)で、倭軍と戦闘を繰り広げる、いわゆる「陸上の閑山大捷」と呼ばれるほどの「ウンチの戦い」の一場面だ。
5日、ワンジュ郡ソヤン面シンチョン里の「ウンチ戦跡碑」現地で、「第430周忌ウンチ戦闘記念式」が開かれた。出席者は同日、壬辰倭乱(※文禄の役)当時、ウンチ峠で倭軍に立ち向かって壮烈に散華した先人たちの魂を慰労して、崇高な犠牲を称えた。
「ウンチの戦い」は1592年鎮安から全州に渡るワンジュ郡ソヤン面シンチョン里ウンチ一帯で起きた朝鮮官軍・義兵と倭軍の戦いだ。学界では、ウンチの戦いは壬辰倭乱初期、朝鮮の最大の危機的状況で、ワンジュ郡ソヤン一帯で、倭軍を破り戦線拡大を阻止した戦いとして、朝鮮が陸上で実質的に勝利した最初の戦闘と評価している。ワンジュ郡は、このようなウンチの戦いの歴史的価値を国家次元で認められるように、戦闘地と推定される一帯を国家史跡として指定する手続きを履行している。
ワンジュ郡守ユ・ヒテ氏は「これまでウンチ戦跡地を史跡として指定を受けるために、様々な努力を傾けてきた」とし、「全北道から文化財庁に7月に史跡指定を申請し審議を受けられたので、文化財庁の意見に従って文化財区域を補完して再申請できるよう努力する」と話した。
チェ・スハク記者
韓国日報(韓国語)
https://n.news.naver.com/mnews/article/469/0000690092