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【韓国】「マンホール・感電に注意せよ」・・・首都圏大雨で人命被害続出
▲ 8日夜、ソウル瑞草洞(ソチョドン)の道路が大雨に浸水した。写真=読者提供
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8日の夜、ソウルなどの中部地方に累積降水量400mmを超える記録的な大雨が降り、人命被害も相次いでいる。
警察と中央災難安全対策本部(中対本)によれば 、今回の豪雨による人命被害は9日午前6時現在、死者7人(ソウル5人、京畿2人)、行方不明6人(ソウル4人・京畿2人)、負傷者9人(京畿)などで集計された。
8日の午後6時50分ごろ、ソウルの銅雀区(トンヂャクグ)で倒れた街路樹の整理をしていた60代の区役所職員が、感電死したと推定されている。
また、銅雀区の浸水住宅では孤立していた1人が溺死する事故が発生し、冠岳区(クァンアクグ)でも浸水した半地下住宅で孤立していた居住者3人が溺死した。
京畿道(キョンギド)広州市(クァンヂュシ)では、倒壊したバス停留所の残骸物の下で1人の遺体が発見され、道路斜面の土砂崩れで1人が死亡した。
行方不明者は計6人で瑞草区(ソチョグ)4人、京畿道・広州が2人。瑞草区では駐車場に移動していた市民1人が大雨に流されて行方不明になり、地下商店街の通路で倒れて行方不明になった市民が1人、下水口付近で流されて行方不明になった市民2人などの被害があった。京畿道・広州では河川の氾濫で2人が急流に巻き込まれて行方不明になった。
江南(カンナム)一帯の地下商店街とビルの浸水被害も多かった。江南駅と高速ターミナル駅の地下商店街の多くが浸水し、三成洞(サムソンドン)のCOEXモールと盤浦洞(パンポドン)のファミエステーションの一部の店舗も浸水した。
▲ ソウル 瑞草区 盤浦洞ののファミエステーションの店舗が浸水。
オンラインコミュニティーやSNSでは利用者が被害状況を共有し、今後の対策についても共有している。特にマンホールと感電に注意すべきとのこと。
瑞草洞(ソチョドン)のマンションでは蓋の開いたマンホールに急激に雨水が流れ込み、巻き込まれた行方不明者が発生した。一部のコミュニティーではマンホールに落ちて怪我をした被害者の事例が続出した。浸水した道路が泥水で覆われてマンホールの蓋が開いて逆流する状況で、マンホールの穴が分からずに足を踏み入れた事例も多かった。
また、道路に水が溜まって感電事故の危険も提起される。それだけではなく、ほとんどの駐車場に電気自動車の充電設備があるだけに、電気自動車の充電を控え、駐車場が浸水した場合は入らないべきだという意見も相次いでいる。
月刊朝鮮(韓国語)
http://monthly.chosun.com/client/mdaily/daily_view.asp?idx=15900&Newsnumb=20220815900
(2005年6月)
「マンホールのふたに感電」通行人3人が死傷
https://s.japanese.joins.com/JArticle/64988