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【悲報】昭和おじさん「よし!肩出来上がったね!」Z世代若者「?」→野球ハラスメントへ…
1: 風吹けば名無し 2022/08/07(日) 12:54:53.46 ID:bGu1VuxVr
https://nikkan-spa.jp/1847776
何気ない会話や会社内でのやりとりで、コミュニケーションや情報の伝達を円滑にするために「たとえ」はよく使われる。しかし「たとえ」は、そのネタ元を理解していることが前提となるため、おじさん世代が発したたとえが、若者に伝わっていない可能性もある。伝わらないたとえで、若者から「老害」の烙印を押されないよう、たとえのアップデートを試みるべく、若者言葉と比喩表現についての研究をしている、横浜国立大学で非常勤講師を務める日本語学者の松浦光氏に話を聞いた。
「肩出来上がったね」は若い女性に通じてる?
筆者が参加したとある会議後の一幕。しっかりした資料をつくり、言い回しなども練習してきたことがうかがえる素晴らしいプレゼンをしたZ世代の女性に対し、50代の男性上司が「肩出来上がってたね!」と褒めていた。30代の私にはすぐに理解できたのだが、女性には「?」が浮かび、褒められていることさえも伝わっていない様子。
それを見て筆者は、日本人のほとんどが野球に熱狂していた昭和の時代には伝わった「野球たとえ」が、今では伝わらなくなってきているのではないかと感じた。 「昭和の時代は『巨人・大鵬・卵焼き』と言われたくらい、野球は日本人に浸透していたので、野球を使った比喩表現は多くあります。しかし現代はもちろん野球ファンはいるものの、娯楽が多様化してきたことによってその比喩が伝わらない場面は増えていると思います」
とはいえ、文脈を考えれば分かるような気もするが、前述の通り意味が伝わらないことも増えてきているのは事実。今、特に意識せずに昔のまま「野球たとえ」を使っている人は、気がつかないうちにコミュニケーションエラーを生んでいる可能性があるため注意が必要だ。
「窮地を表現する比喩の『9回裏2アウト』や、窮地からの大逆転を表す『サヨナラホームラン』なども、伝わらないリスクを含んでいますね。そもそも野球が何回まであるのか知らない人もいますから」