【タヌリ】 韓国初の月軌道衛星打ち上げ、専門家ら「宇宙探査の国際運転免許証を取った」

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【タヌリ】 韓国初の月軌道衛星打ち上げ、専門家ら「宇宙探査の国際運転免許証を取った」

1: LingLing ★ 2022/08/07(日) 20:06:29.02 ID:CAP_USER
韓国初の月軌道衛星打ち上げ、専門家ら「宇宙探査の国際運転免許証を取った」

韓国初の月軌道衛星「タヌリ」が5日に打ち上げられ、韓国は今や地球の軌道を超えて深宇宙探査時代の幕を開けることになった。「韓国が宇宙探査の『国際免許証』を取ったということ」(ホ・ファンイル忠南大学航空宇宙工学科教授)と評価されている。

月は深宇宙探査の前哨基地として戦略的価値が高い。地球から近いので探査技術を磨くのに適しており、重力が小さいので少ない燃料でロケットを打ち上げることができる。世界の宇宙先進国が月に宇宙基地を建設しようとしているのもこのためだ。こうした点で見ると、韓国はタヌリ打ち上げにより深宇宙探査の実質的な足がかりを築いたことになる。韓国航空宇宙学会会長を務めるキム・ジョンアム・ソウル大学航空宇宙工学科教授は「今後、月は韓国が火星をはじめとするほかの惑星に向かう時に寄る停留所のような役割をすることになるだろう」と語った。

宇宙協力の面でも韓国の地位がさらに上がるものとみられる。ホ・ファンイル教授は「韓国製宇宙発射体『ヌリ号』の成功に続き、月探査も成功すれば、韓国は名実共に宇宙先進国として位置づけられるだろう」と言った。韓国科学技術院(KAIST)のパン・ヒョチョン教授も「韓国は宇宙探査の基本的実力を証明し、宇宙外交能力を確保することになった」「早期に月探査を始めた米国、ロシア、ヨーロッパ、日本、インドなど宇宙先進国と緊密に宇宙開発協力ができる立場になったものだ」と語った。

月探査は将来の宇宙資源確保競争の足がかりという意義もある。月には希土類・ヘリウム3・チタンなど地球に不足している希少鉱物が多量に埋蔵されている。約100万トン以上埋蔵されていると推定されるヘリウム3は、核融合時にたった1グラムで石炭40トン分のエネルギーを出す燃料だ。ヘリウム3を100トン確保すれば、人類が1年間で使用するエネルギーをまかなえるほどだ。韓国は核融合技術が発達しているので、月で確保した資源を加工する点でも有利だ。

また、技術的な面で言えば、宇宙通信技術を世界最高水準に引き上げるきっかけになるものとみられている。タヌリは韓国電子通信研究院(ETRI)が開発した宇宙インターネット機器を活用し、世界で初めて深宇宙探査用宇宙インターネット試験を行う予定だ。従来の宇宙インターネットは低軌道で衛星を打ち上げて地球全域にインターネットサービスを供給するものだが、タヌリが試みる宇宙インターネットは「惑星間通信」だ。建国大学航空宇宙情報システム工学科のイ・チャンジン教授は「タヌリが宇宙インターネット試験に成功すれば、先進国間で開発競争が繰り広げられている惑星間通信技術において韓国がリードすることになる」と話す。しかし、KAISTのタク・ミンジェ名誉教授は「タヌリ打ち上げは韓国の深宇宙探査の第一歩であり、まだ先は長い」「今回の打ち上げを韓国の宇宙技術発展のきっかけにしなければならない」と語った。

イ・ビョンチャン記者、イ・ギウ記者

朝鮮日報日本語版
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/08/06/2022080680032.html


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