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『ウルトラマントリガー』シズマ ユナ役の豊田ルナ「ウルトラマンのヒーロー像が幸せな三角関係をつくってくれると実感しています」
夏になったら会いたい人がいる。20歳になったウルトラヒロイン・豊田ルナを、8月8日(月)発売『週刊プレイボーイ34・35合併号』で1年ぶりに撮り下ろし。
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■家族みたいな温かい現場で
――去る7月17日に20歳を迎えた豊田さん。ファンが集まった生誕祭が大盛況だったとか。
豊田 想像以上の集客があったので、いやいやウソでしょ。間違ってチケットを2枚買っちゃった人が多いんじゃないのって、直前まで不安で仕方なかったです。実際、ステージに立ったら会場の奥までファンの方たちがぎっしりで、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
――お酒で乾杯は?
豊田 最初の一杯は誕生日に母と、冷蔵庫にあったサングリアの炭酸割りを飲みました。味ですか? うん、アルコールってこんな感じなんだって、普通においしかったです。
家族はみんなお酒が弱くて、母なんて初めて飲んだときに1杯で酔っぱらっちゃったみたいで。だから、ほんのり頬が赤くなるくらいでテンションが変わらない私を見て、「ルナは飲兵衛(のんべえ)になるわね」と断言されました(笑)。
――20歳の生誕祭は芸歴15周年のお祝いも兼ねていましたね。
豊田 子役から演技を続けてきて、ひとつの目標であった特撮作品のヒロインも経験することができました。こうして20歳の区切りを前に、『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』(2021年放送)のシズマユナ役を演じられた経験は、私にとって大きな宝物です。
――演じる上で心がけたことは?
豊田 役柄としては17歳から18歳になる女子高生なので、等身大で演じられましたね。ただ、底抜けに明るいキャラクターなので、普段の自分より2、3倍テンションを上げて撮影に臨みました。
複雑な背景や設定など、どこまで理解して演技に生かすべきか最初は戸惑いつつも、ストーリー上で要所要所に乗り越えなければならない壁にぶつかるんです。
その都度、どう乗り越えていくか、役と同時に自分自身にも問いかけながら演じることで、ユナと一緒に私が成長する姿も見せられたら。その思いを共有できる楽しみもまた、ウルトラマンの魅力だと思います。
豊田 特に印象に残っているのはワイヤーアクション。吹っ飛ばされるシーンでつられながら後ろにひっくり返るんですが、サポート役のスタッフさんが人力で一気に引っ張り上げてくれるんです。ずっとアクションの現場で活躍されている方たちなので、心から信頼できますし、的確なアドバイスをいつもしてくれました。
そうそう、撮影の合間に坂本浩一監督から発勁(はっけい)という護身術を教えてもらい、キャストを相手に練習したこともいい経験になりましたね。
――仮面ライダー、スーパー戦隊と合わせて3大特撮に挙げられるウルトラマンですが、ほかとは違った推しポイントは?
豊田 ウルトラマンのフォルムって同じような印象を受けるかもしれませんが、よく見てください。作品の世界観がそれぞれのデザインにしっかり込められているんです。
また、ここまで愛情たっぷりの現場を私は知りません。ファンの皆さまとスタッフさん、そしてキャストたちの絆(きずな)の強さと愛の深さ。ウルトラマンのヒーロー像が、この幸せな三角関係をつくってくれるんだって実感しています。
――『ウルトラマンデッカー』への出演も発表されました。
豊田 スタッフさんとはイベントで顔を合わせる機会もあったので、久しぶりの感覚はそんなにありません。でもやっぱり、現場に行って「おかえり」と言われると、「ただいま!」って大きな声で言いたくなります。
家族みたいな温かい現場が私にはある。そんな安心感と同時に、またウルトラマン作品に携わりたい気持ちがどんどん強くなっています。
――いつかはお母さん役で?
豊田 20歳になったばかりの私にはまだまだ先の話ですかね(笑)。どんな役でも胸を張って戻れるよう、女優として挑戦を続けていきたいです。
●豊田ルナ
2002年7月17日生まれ 埼玉県出身
身長161cm 特技=クラッシックバレエ
○「ミスマガジン2019」のグランプリ。現在、NHK Eテレ『すイエんサー』(毎週日曜17:25~)にレギュラー出演中。最新情報は各SNSをチェックしてください。
公式Twitter【@Runa_Toyoda0717】
公式Instagram【@runstagram_717】
豊田ルナデジタル写真集『夏の魔法。』 撮影/熊谷 貫 価格/1100円(税込)
撮影/熊谷 貫