まだまだ終了しない『ブラックバス問題』

まだまだ終了しない『ブラックバス問題』

まだまだ終了しない『ブラックバス問題』

👉ブラックバスは全部で9種類いることをご存知でしょうか?

お馴染みのラージマウスバスやスモールマウスバスに加え、琵琶湖や池原ダムに生息するフロリダバスが有名かと思います。

👉今年5月、改正法が成立した外来生物法。2004年の制定時に、大論争を引き起こしたのが「ブラックバス問題」である。
密放流や生態系への影響などを巡り、議論が過熱した。
👉〈釣り上げたブラックバスやブルーギルはリリース禁止です!  
釣り上げた外来魚はこの中に入れましょう!〉👇
国内最大の湖、琵琶湖の周囲には「外来魚回収BOX」がいくつも設置してある。そのボックスにはこう書かれていた。
琵琶湖で初めてブラックバスが発見されたのは1974年のことだ。
80年代に入ると、空前のブラックバス釣りブームが訪れる。
80年代後半にはほぼ全国でブラックバスが見られるようになり、琵琶湖でもその数は急増した。
さまざまな文献で関係者も告白しているが、十中八九、バサー側の人たちによる密放流のせいである。
そうなると、肉食性で、大食漢であるブラックバス被害が表面化するのに時間はかからなかった。
琵琶湖では、郷土料理の貴重な水産資源であるニゴロブナ、ホンモロコなどが激減し、地元漁師たちが打撃を受けた。
また沿岸部に生息していた希少種のイチモンジタナゴ、カワバタモロコなどが姿を消した。
大規模開発や水質汚濁による環境悪化も無関係ではない。だが、同様に、ブラックバスによる影響も決して小さくはなかった。
世界でも稀な古代湖である琵琶湖は400万年という歳月をかけて独特の生態系を築き上げてきた。
その精緻な歯車がわずか十数年で破壊されてしまったのだ。

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