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【芸能】EXIT、“お笑いと差別”を議論 事なかれ主義で「似たような番組が増えていく」懸念も
お笑いコンビ・EXITがMCを務める『ABEMA Prime』が4日に放送。今回の放送では、テレビ番組におけるお笑いと差別・イジりの境界線について出演者らが話し合った。
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この日の放送では、テレビ番組におけるお笑いと差別・イジりの境界線について出演者らが話し合った。りんたろー。は「僕は外見をイジられたときに、先輩芸人たちの愛情がうれしかったし、同じようにイジられている人たちに勇気を与えられるのでは? と思っていた。それと同時に嫌な思いをする人もいるのかな? と考えていた」と、実体験を振り返った上で、「今の立場だと、“誰かを傷つけるかもしれない笑い”以外の選択肢があるけど、これから活躍するような子たちは笑いの取り方を選べない場合が多い。だから、『この表現は差別では?』と指摘されちゃうと、笑いの選択肢を奪っているという考え方もある」とコメントした。
相方の兼近大樹は「芸人が笑われるんだったら、個人としては『笑われて幸せ』だと思うかもしれないが、同じ特徴を抱えている人の中には傷ついてしまう人もいるかもしれない。どちらの考えも間違いではないので、難しい問題だ」と話した。
また、今後のテレビ番組の制作について、りんたろー。は「問題が起きないように、と注意していった結果、似たような番組が増えていくんじゃないか? そして、番組内容に抗議の声上がった時の解決方法が『これからはそれを映さないようにしましょう』という形でいいのかな? と感じる」と語った。
兼近も「テレビはみんな共通の“当たり前”とされるものを流すけど、みんなが見たいものは“当たり前ではない”ものなので、興味が薄れていく。実際にコアな内容を配信しているYouTubeに視聴者が移っている。だから、テレビだけが表現方法を変えていっても意味がないのではないか」と話した。さらに兼近は「番組の内容を『差別なのか?』という視点ではなく、『これは面白いのか?』という視点で判断することも大事だと思う」と語っていた。