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空港の出迎えもゼロ…ペロシ氏訪韓に”塩対応”の韓国政府、一方ホテル前で待ち構えていた李容洙さんはスルーされる
ペロシ氏が専用機から降りる場面は、駐韓米軍大使館がSNSに掲載した写真を通じて公開された。写真にはペロシ氏を出迎える大使館関係者の姿が写っているが、韓国政府関係者の姿は見られない。韓国メディアにより撮影された写真は、着陸する専用機を遠くから写したものだったという。
ペロシ氏はソウル市内のホテルに滞在する。取材陣はホテルの正門前で待機していたが、ペロシ氏一行は裏口から入ったため写真は撮影できず撤収したという。正門前には元慰安婦のイ・ヨンスさんの姿もあった。イさんはペロシ氏に慰安婦問題解決に向けた支援を求める書簡を渡すため待機していたが、会うことはできなかった。
ペロシ氏は4日午前に国会議長と会談し、インド太平洋地域の安全保障、経済協力などについて話し合う。その後は板門店共同警備区域(JSA)を訪れ、最近緊張が高まっている北朝鮮への警告のメッセージを出すとみられている。
また今回、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領との会談は予定されていない。政界からは「大統領が訪韓した米国ナンバー3の下院議長に会わないのは異例のこと」と驚く声が上がっており、「休暇中という表面上の理由の他に、ペロシ氏の台湾訪問により米中対立が激化している状況を考慮したもの」との分析も出ているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「外交惨事」「そんなに中国が怖いのか」「韓国は外交を諦めたようだ」「休暇中とはいえ、政府関係者を1人も空港に送らないなんて。一言で言って無政府状態だ」「米国が一番大事なんだよね?米韓同盟が最高なんだよね?」「大統領は休暇中だから会えない?大統領室で働く人のセリフとは思えない。アマチュア政府」「会談は米国側に拒否されたのだと思う。本当に情けない」など、韓国側の対応を批判する声が続出している。(翻訳・編集/堂本)
Record China
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