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73歳リック・フレアーが引退試合で勝利 11年ぶり公式戦、流血も必殺技足4の字固めでKO
日米マットで人気を博したレジェンド、リック・フレアー(73)が引退試合を勝利で飾った。
11年9月以来、約11年ぶりの公式戦としてWWEの元ロウ女子王者となる娘シャーロットの夫アンドラデ・エル・イドロ(32)と組み、WWE殿堂入りのジェフ・ジャレット(55)、ジェイ・リーサル(37)組とのタッグ戦に臨んだ。額から流血しながらもフレアーは26分40秒、ジャレットを強烈な右ナックスパートからの足4の字固めでKOし、3カウントを奪った。
リーサルをコーナーにくぎ付けにし、強烈な逆水平チョップを連打。ジャレットにも逆水平チョップを連発し、邪魔するリーサルには急所攻撃も披露。場外戦ではジャレットによるハイヒールでの殴打などで頭部から流血したものの、フレアーの闘志は燃え盛るばかりだった。
リーサルの滞空時間の長いブレーンバスターでマットにたたきつけられ、ジャレットには自らの必殺技となる足4の字固めをおきて破りで決められ、苦しんだ。
リーサルに羽交い締めにされ、ジャレットの得意技ギターショットを浴びそうになったが、アンドラデの好アシストで何とか回避。フラフラになりながらもジャレットに強烈な右ナックルパートを浴びせてダウンを奪い、そのまま必殺の足4の字固めでとどめを刺した。
試合前、フレアーは「人々にリングで『ウーッ!』と言うだけの男だと思われているのは分かっている。だから、みんなに『何てことだ。一体何が起こったのか。どうしてあの男は73歳になるのにできるのか』と言われるのが私の目標」と掲げていた。その言葉通り、流血で顔を真っ赤にしながら勝利を挙げた。
試合後、リングサイドで引退試合を見届けてくれた元WWEスター選手の「地獄の墓堀人」ジ・アンダーテイカー、ブレット・ハート、ミック・フォーリーらに抱擁の祝福を受けた。入場時には白いローブのガウンを身にまとい、試合には背中に愛称「ネーチャー・ボーイ」と記されたTシャツ姿でファイト。旧WCWのデビッド・ペンザーがリングアナウンサーを務めるなど、フレアーにゆかりのあるメンバーも集まった。
ソース 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/battle/news/202208010000452.html
白いローブガウンを着用して入場したリック・フレアー(米イベント社スターキャスト公式ツイッターより)
https://www.nikkansports.com/battle/news/img/202208010000452-w500_0.jpg