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【台湾】パイナップル品種、中国に流出 法改正で対応へ 「日本に追随し、法改正を検討する方針」
1: マカダミア ★ 2021/03/10(水) 23:13:17.30 ID:CAP_USER
(台北中央社)台湾生まれのパイナップル「台農17号」(金鑽パイナップル)が中国で無断栽培されている。行政院(内閣)農業委員会は台湾で開発された品種の中国流出を防ごうと、法改正を検討する方針を明らかにした。
同委は9日、台湾育成品種の保護に関する記者会見を開き、品種や技術の流出について説明した。同委の陳駿季副主任委員によれば、両岸(台湾と中国)の交流が活発化した1987年以降、パイナップル4種、バンレイシ1種、茶7種の中国への流出が確認されている。マンゴーやレンブ、インドナツメなどの品種も中国に持ち出され、栽培されているとみられている。
陳氏は、品種の流出による損失額を計算するのは難しいとしつつ、台湾と同様に優良品種の海外流出の問題を抱える日本が昨年12月、育成者権者の意思に応じて海外流出防止をできるようにするための措置などを盛り込んだ改正種苗法を成立させたことに言及。改正法では、海外に持ち出されることを知りながら種苗などを譲渡した場合、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金を科すとする罰則が設けられた。陳氏によれば、品種の無断流出を刑事罰の対象としたのは日本が初めてだという。
陳氏は台湾も日本に追随し、法改正を検討する方針だと述べた。
台農17号は農業試験所が育成した品種で、1998年4月に正式に命名された。きめ細やかな肉質と糖度の高さが特徴。台湾のパイナップル品種で最も多く栽培されており、輸出の主力品種となっている。
ヤフーニュース(フォーカス台湾)
https://news.yahoo.co.jp/articles/50e2de8944cbeb6146d850a95de0b6b603b09f03