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阪神・森木 驚異のストレート 回転数2672はメジャートップ級 斎藤佑樹氏「すごい。本当にすごい」
◇プロ・アマ記念試合 U―23NPB選抜8ー6大学・社会人選抜(2022年8月1日 神宮)
野球が日本に伝わり150年とされる年の記念事業の一環で、U―23NPB選抜と大学・社会人選抜によるプロアマ記念試合が1日、神宮球場で行われ、侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が初指揮を執ったNPB選抜が8―6で勝利した。阪神・森木大智投手(19)は3番手で登板し1回無失点。プロの貫禄を見せつけるとともに、直球の回転数では1分間に2672回転という驚異の数字をマークしてポテンシャルの高さも示した。
近未来の侍ジャパン入りの可能性を、存分に示して見せた。3番手で3回のマウンドに上がった森木は、年上ばかりの大学・社会人選抜を相手に貫禄の投球。自慢の真っすぐ中心に力で抑え込み、1回1安打無失点で栗山監督にアピールした。
「真っすぐでうまく打者を翻弄(ほんろう)できたと思います。ヒットは打たれましたが、真っすぐで押す投球ができました」
先頭・林の初球から153キロを計測し、左飛に料理。蛭間には詰まりながらも左前に運ばれたが、丸山を151キロ直球で空振り三振に仕留めた。最後は相手3番・泉口を152キロで中飛。納得の12球で役割を終えた。
最速154キロもさることながら、驚くべきはその投球回転数だ。この試合のテレビ中継では、トラックマンで計測した数値を表示。直球のNPB平均2200台とされる中、泉口を仕留めた1球は、驚異の2672回転を記録した。これはメジャーリーグでもトップ級の数字。一概に回転数=球威とは言えないものの、底知れぬ可能性を感じさせ、解説を務めた斎藤佑樹氏(元日本ハム)に「いや、すごいです。これだけの回転数を投げられる指の力は本当にすごい」と舌を巻かせた。
阪神での1軍デビューはまだ。ただ、7月23日のフレッシュ球宴でウエスタン選抜の先発を任されるなど、着実に階段を上がっている。「初めてジャパンという形で選んでもらって、練習試合ですけど楽しめて投げられた。改めてジャパンに入ってやりたいという思いが強くなりました」。近い将来、猛虎の、そして日本のエースとして大舞台に立つ日を期待して待ちたい。(山添 晴治)
【ブルペン投球】森木大智、大谷やダルビッシュ以上のストレート回転数2600超えだった!2022年8月1日【プロアマ記念試合】【阪神タイガース】 https://youtu.be/gw2-KTU__NE @YouTubeより