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アニメ『ONE PIECE』が原作無視!?「ドラゴンボール化」したバトルが大不評
『ONE PIECE』102巻(尾田栄一郎/集英社)
「ワノ国編」から、異様に作画スタッフの気合が入っているアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。しかし7月24日放送の第1026話『超新星反撃!四皇分解作戦』では、その気合が空回りしてしまったのか、《ドラゴンボールみたい》と批判する声が上がっている。
※アニメ『ONE PIECE』最新話の内容に触れています
今回のエピソードは、原作コミックス100巻の第1009話「奈落」から13ページほどを映像化。本筋としては、四皇のカイドウやビッグ・マムと、ルフィたち「最悪の世代」による戦いが繰り広げられた。
まずは、四皇2人の合体技「覇海」をゾロが食い止めるシーンからスタート。ルフィによる渾身の攻撃をカイドウがスレスレで避けるなど、ボルテージが上がっていく。
そして最終的には、カイドウの必殺技「降三世 引奈落(こうさんぜ ラグならく)」がルフィを直撃。その一方で、ローの「ROOM シャンブルズ」とキッドの「磁気ピストルズ 反発」が、ビッグ・マムを追い詰めるのだった。
もちろんこうした戦闘シーン自体は原作でも描かれているのだが、アニメ版はオリジナルの描写をたっぷり追加。中でもルフィとカイドウの戦いは、原作では3ページほどだったが、アニメにて何倍ものボリュームになっている。
原作を無視したアニオリ戦闘に違和感
しかしそのアニオリ要素が、むしろ仇となってしまうことに。後半ではルフィとカイドウが“謎のオーラ”をまとい、そのまま空中へと浮かび上がると、猛スピードで接触を繰り返している。
原作では謎のオーラなど存在せず、空中戦も限定的な描写しかなかった。ところがアニメでは謎の原理によって、戦闘機さながらに飛び回る空中戦が展開。まるで『ドラゴンボール』の“舞空術”を使ったバトルのように…。
視聴者もさすがに違和感を覚えたようで、ネット上では《作画すごいけど、やりすぎてドラゴンボールみたいになってるやん》《ルフィ飛んでるやつ、原作との乖離がありすぎるからちょっと残念》《さすがにやりすぎでしょ。舞空術はやめてくれ…》《酷すぎ、ONE PIECE読んだことあんのかな、制作者は? ドラゴンボールやん》などと厳しい意見が続出している。
ちなみに「ONE PIECE」と「ドラゴンボール」は制作会社が同じ『東映アニメーション』なので、戦闘中に鳴り響くSEも類似。原作に追いつかないよう、アニオリ展開で引き延ばしする点も似ているのだが、さすがに戦闘シーンまで寄せる必要はないだろう。
この先、原作ファンが期待する「ワノ国編」を描き出すことができるのか。ますます制作スタッフの手腕が問われそうだ。
原作の補填は必要かもだけど、無駄に長くする必要ないし原作離れにも繋がると思う
一旦休めばいいのに
面白い作品だったらみんな楽しみに待つよ
それが出来るかどうか
休めるのかね
時間稼ぎなんだよ、突っ込んでやるな