【日台関係】 石破氏ら「台湾有事」に備え協議　蔡英文総統と会談

石破氏ら「台湾有事」に備え協議　蔡英文総統と会談

【台北＝矢板明夫】台湾の蔡英文総統は２８日、訪台中の自民党の石破茂元幹事長ら「日本の安全保障を考える議員の会」のメンバーと会談し、アジア太平洋地域の安全保障問題などについて意見交換した。

蔡氏は、先に死去した安倍晋三元首相が「台湾有事は日本有事」との認識を示していたことに言及し、「台湾は国際社会の一員として、日本など民主主義国家と協力して地域の安定に取り組んでいきたい」と述べた。

石破氏は、中国による台湾への軍事圧力が強まっていることを念頭に、日台が想定される事態や適用しうる法律、部隊運用などについて「共通の理解」を持たなければ「抑止力にはならない」と指摘。台湾有事に備えた協議を台湾側と行っていく考えを示し、「日本がアジア太平洋地域においてしかるべき責任を果たしていきたい」と語った。

訪問団には石破氏のほか、浜田靖一衆院議員（自民党）、長島昭久衆院議員（同）清水貴之参院議員（日本維新の会）が含まれている。２７日に台湾入りし、３０日まで滞在する。台湾側の要人と会談するほか、李登輝元総統の墓参もする予定。

ヤフーニュース（産経新聞）
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