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来夏の甲子園、暑い時間帯の試合回避を検討へ 朝夕分ける2部制など
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ed34cddcbffc065ff24bf6c9b649ba6f0bc2a5a
第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の運営委員会が27日あり、来夏の第105回大会以降、日中の気温の高い時間帯を避け、朝の部、夕方の部にわけて試合を実施する2部制を含め、新たな暑さ対策の検討を始めることを決めた。
報道陣に対応した山本秀明・朝日新聞高校野球総合センター長は「暑さ対策をしっかりしていかなければいけない。選手にとっても、観客にとっても安全面が最優先。これまでも休養日を増やすなどしてきたが、さらに考えないといけない」と強調。
2部制については、「暑い時間に試合をしないということ。どう進めるか、なにを課題とするかについてはこれから(議論を)スタートしていく」とした。
第104回大会を含め、全国選手権大会では原則、4試合を行う日は第1試合を午前8時開始とし、第4試合の開始時間は午後3時半としている。
地方大会では試合を朝と夕方に分けて行った例がある。
記録的猛暑に見舞われた2018年の第100回選手権京都大会では、わかさスタジアム京都での準々決勝4試合について、最も気温が上がる昼過ぎに休憩を挟み、第3試合の開始を午後4時に遅らせた。第4試合は同7時1分に始まった。
今夏の兵庫大会はこれまでで最も早い6月25日に開幕した。昼過ぎの試合を避けて原則、1球場1日2試合とするため、日程にゆとりを持たせた。
他競技でも酷暑を避ける傾向がある。今夏、米国で行われた陸上の世界選手権で男女マラソンのスタートは午前6時だった。昨夏の東京五輪でもサッカーや女子マラソンなどで時間帯を変更した。(山口裕起)