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内山高志氏がリング復帰 源大輝の引退スパーリングの相手を務める
〝ノックアウト・ダイナマイト〟の異名を持つ内山氏が再びワタナベジムの後輩のために一肌脱いだ。ヘッドギアなしの本気の殴り合いを2分3ラウンド。観客を大いに沸かせた。「『ガチならやるよ』って話をして、倒したら50万円やるよって言ったら、先輩に本気で殴りかかってきた。もっと気を使えよ」と源に冗談を飛ばし、「これからも源の人生を応援してやってください」と観客にお願いした。
内山氏は2016年大みそかの試合を最後に引退。19年12月にジムの後輩の田口良一氏の引退スパーリングの相手を務めて以来の後楽園ホールのリングだった。
アマチュアボクシングの経験がない源は18歳で地元の大分・別府市から上京して同ジムに入門。2011年1月にプロデビューした。18年4月に日本王座を獲得。2度防衛後に返上し、日本2階級制覇を目指したがかなわなかった。昨年12月、草野慎悟(三迫)に8回判定勝ちした試合が最後となった。
引退の10カウントゴング後に「最後に大尊敬する内山さんに特別スパーリングをお願いした。倒せなかった。内山さん強いっす。50万円が消えてしまいました」と観客を笑わせた。それでも「気持ちが続かなくて。前回の勝ちで納得して、勝って辞められるというのはすごくぜいたくなこと」と引退を決意した理由を明かすと、涙を堪えて声を震わせた。
今後はボクシングを始める前に志していた料理人の道に進む。「日本王者の実績を超えるぐらいの料理の店を作っていきたい」。今度は料理で客を喜ばせることを誓った。源のプロ戦績は25戦17勝(13KO)7敗1分け。
7/20(水) 22:52配信 サンケイスポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6893fb15fcb1d0ad092beeefdf5f3b3ce356f775
源大輝(左)の引退スパーリングの相手を務めた内山高志氏
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/amd-img/20220720-00000248-sanspo-000-6-view.jpg