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山にまつわる怖い話
昔、よく家族で山に登りました。
テントを張って眠るのですが、
疲れて眠っている両親や妹を横目に
私はなかなか眠れない事がよくありました。
水の音や木々のざわめきを聞いているうちに
大抵は眠ってしまうのですが、
時々人の存在を感じる事がありました。
もしかしたら夜遅く、到着した人かもしれませんが
何故かテントの周りをぐるぐると周っている音が聞こえたり。
あの頃は「動物だろうな」と思いながらそのうち眠ってましたが
でも動物でも人でも、夜中に人のテントの周りを何週もしている
姿は相当怖いだろうなぁと思って書き込みました。
知り合いの話。
彼のお爺さんが、連れと一緒に山で猟をしていた時のことだ。
いきなり遠くから「助けて!」と甲高い女性の悲鳴が聞こえた。
慌てて答えようとするお爺さんを制した連れは、ひどく緊張した顔をした。
強引にお爺さんを連れて、すぐさま走って山を下り始めたそうだ。
背後からは引き続いて「助けて!」という声が繰り返し聞こえてきた。
助けを求める人を見捨てるのかと、お爺さんはしばらく葛藤したというが、
山を下るうちに奇妙なことに気がついた。
助けてという叫びが、段々大きくはっきりと聞こえるようになっていたのだ。
自分たちが走る以上の速さで、叫び声の主は自分たちに近づいてきている!
二人は必死に足元の悪い山道を走ったのだそうだ。
唐突に開けた場所に出た。
誰が安置したのか、そこにはお地蔵様が何個も並ぶ小さな祠があった。
どうやら連れの猟師は、最初からここを目指して走っていたらしい。
彼らが足を止め一息入れた途端、背後の茂みから、奇妙に間延びした声が聞こえた。
たぁぁすぅぅけぇぇてぇぇぇぇ・・・
思わず銃を握り締める二人の耳は、何かが遠ざかって行く音を捕らえていた。
それ以降、助けてという叫びは聞こえなくなった。
(続き)
連れがぽつりと言う。
あれは鬼だ。
この山に伝わる昔話で、助けに来た人を襲って喰らう鬼の話があった。
声が聞こえた途端、これが熱くなったんで危ないとわかったんだ。
そう言って連れが出したお守りは、かすかに焦げて燻っていたという。
無事に山を下りられるように、その祠に祈った。
言い伝えによるとそこは、その山の鬼を鎮めるために建てられたのだという。
そのおかげか、それ以上の怪事には遭わず下山できた。
二人ともしばらくは、その山に近寄らなかったということだ。
彼の息子(知り合いのお父さん)が町に出て定職に就くと言った時
まったく反対しなかったのも、この経験のためだったらしい。
あんな物に捕まったら洒落にならないからな。
そう言ってお爺さんは煙草をふかしたのだそうだ。
大和の山怪談をUPします。
このスレもボチボチ行きませう!
>>1
カツカレー!
雷鳥さん
いつも面白い話をありが㌧です
聞いた話さんの書き込みも楽しみにマターリ待ってます
ここ物凄く怖かった((;゚Д゚)ガクガクブルブル
>>1 乙です!
雷鳥タソ… (;´Д`)…ハァハァ…やっぱ和物はイイです
君さ、なんか変だよ。そう言われた事無い?
何がどうってわけじゃないんだけどね。
憔悴感みたいなモノが感じられたんだ。
まぎれもなく大物が憑いてる。気を悪くしないでな。
よくわかるね
君の言う通りさ2行目の途中までは。
なんか定期的に荒れるな。
他人の名前をかたる香具師にろくな奴はいないぜ
アレは一体なんなんだろう?野生動物かな?
俺は山に行くと水の音で眠れなくなるな
書かせて戴きます。
『地滑りを止めるため人柱となった旅僧がいた・・・』
伝説がよみがえる
黒倉峠を越えて1人の旅僧がやって来ました。
何とかして人々を救おうと考え、自ら地下に埋まる事を申し出
人柱となられました。
慰めています。
因みに、その供養堂の場所は
映画「突入せよ!あさま山荘事件」のロケ地の中にあったかな。
それで、地滑りは止まったのかな。
人柱ってたまに聞くけど、これってもちろん生き埋めなんだよね。
お経でも唱えながら人が埋められていく様子は
思ったよりりっぱつうか、新しいつうか。
映画の撮影記念ついでに建て直したんでしょうかね?
海外ネタはまだまだありますので、気長に待っちゃってくださいまし。
まとめたら順次UPしやす。
乙彼さまです
前スレ910です。たまにしか遊びにこないもので・・・。
レスくださった方、ありがとうございます。
私の祖父も日露戦争に従軍したとかで、よくその当時の
話を聞きました。
うろおぼえなんですが、祖父の部隊がある山中を行軍中、
戦友数人とともに夜間斥候(偵察)にでたとき前方の草むらに
人が立ったかと思うと急に見上げるほど背がのびていき
一つ目入道がたちふさがったとのことでした。W
斥候でもあるので明確に敵と分かるほかは
発砲ままならず、石をその化け物に投げつけたそうですが
消えないどころか、よけい背が高くなってきたそうです。
祖父は「化け物は後ろにいる」ものだと聞いたことがあるのを
思い出し真後ろに石を投げつけたところ化け物は消えたそうです。
外国で一つ目入道というあたり?という感じなんですが・・^^。
狐だと思ふ
>>44
前スレ910さん、乙です。面白いなぁ、こういう話大好きです。
今日は眠い・・・この辺でオヤフミなさい。
乙彼さまです
あれはコピペかもしれないけど、誰にでも貼るわけではないのだよ
知り合いの話。
彼のお爺さんが猟師をしていた頃
山にヒトクチと呼ばれる化け物が出たという。
獰猛な肉食獣で、獲物を一口に呑み込んでしまうことから
この呼び名がついたそうだ。
凶暴な性質の上に知恵もまわり、罠には絶対に掛からなかった。
村人から犠牲者が出るに至り、ついにヒトクチを退治することになった。
大規模な山狩りをおこない、とうとうヒトクチは仕留められた。
死体を改めてみると、異形の姿をした山犬のような獣だったらしい。
黒い体毛は短くて、身体の大きさは牡鹿ほどもあり、異様に頭部が大きい。
恐るべきことに、体長の半分近くを顎が占めていたという。
村には死体を入れずその場で焼いて埋め、塩を撒いたのだそうだ。
人間は深い山の中まで、理由もなく踏み入っちゃいけない。
一体全体、どんな怖いものが出てくるか分からないから。
お爺さんは彼にこう言っていたそうだ。
同僚の話。
その日は仕事が長引き、帰るのが深夜になったという。
顔馴染みのタクシー運転手を呼び、送ってもらうことにした。
道中、その運転手がおかしなことを言う。
「山越えのルートを避けていいですか?」
かなりの遠回りになる。一言の元に拒否すると、
「料金はいつも通りでいいです。いや負けてもいい。お願いします」
さすがに気になって理由を問うてみると
山越えルートの途中に峠道があるのだが
深夜を過ぎるとそこは通りたくないのだと言う。
「お客さんがいようがいまいが、あれはお構いなしなんですよ」
それだけ言うと、運転手は口を閉ざした。
それ以上はどうしても教えてもらえなかったという。
結局、いつもより安い金額で、遠回りして帰宅したのだそうだ。
友人の話。
瀬戸内の小島に遊びに行った時のこと。
小高い山に蜜柑畑が連なっており
ひなびた雰囲気が好きな彼はその中をのんびりと歩いていた。
内海が一望できる開けた場所で、荷物を枕に昼寝を始めたそうだ。
ふと気がつくと、彼の傍らで痩せた犬が一匹、尻尾を振っている。
頭を撫でてやると、犬は彼の手を舐めて鼻を鳴らした。
匂いを一頻り嗅いだ後、安心したように彼の側で横になる。
一人と一匹でそのまま転寝を始めたという。
目が覚めた。数時間も寝たろうか。
大きく伸びをして横を見ると、犬の姿は見えず
代わりに別の物が目に入った。
犬の白骨がすぐ横で、半分土に埋もれていた。
眼窩から伸び出たハルジオンが一輪
花を咲かせていたという。
なぜか怖いとは思わず「犬も寂しかったのかな」
などと考えたという。
骨に手を合わせてから山を降りたのだそうだ。
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