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阪神・浜地、圧巻の三者三振 七回の男成長一途 「鮮度の良いピッチングしようと思っていました」
「阪神1-0DeNA」(24日、甲子園球場)
小さく、だが、力強く。3つ目の三振を奪うと、阪神・浜地は右拳を握り締めてガッツポーズ。1点差の緊迫した場面を託された“新・七回の男”が、3者三振の快投を見せつけた。
「鮮度の良いピッチングをしようと思っていました!」
お立ち台では、自身の名字にちなんだトークで沸かせた右腕。マウンドでは気迫の投球だ。七回、先頭から細川、戸柱をいずれも3球三振に。一転、続く代打・山下とは16球に及ぶ死闘を演じた。それでも「焦りはなかったですね。粘り勝ちできるように」と集中力を切らさず、低めカットボールで見逃し三振に。場内からは万雷の拍手が注がれた。
矢野監督からの信頼度も日に日に高まる。「経験は浅いけど、浜地で行きたいと思わせてくれるような投球をしてくれているし。そこ(七回)にふさわしい投手だと判断しているんでね」。“勝利の方程式”として自信を持って送り出された。
浜地が紡ぐ飾らない言葉の裏には、強い危機感と覚悟が秘められている。「今までは定型文というか、何となく『良かったです』って言っていた。今年は思ったことを素直に言おうかなと。良い子ちゃんはやめようって」。プロ6年目。19年にはプロ初勝利を挙げるなど21試合に登板したが、その後の2年間はほとんどを2軍で過ごした。「今年始まる前、もしダメだったらやばいと思って。残り1年だとして考えた時、好きなようにやろうと」。24歳は決意した。
努力のつぼみが花開き始めた今季。この日が節目の登板30試合目にして10ホールド目となった。「自分の中でターニングポイントというのはたくさんありました。そういうところを全部、越えてやってこられたっていうのは、すごい自信につながる」。活(い)きの良い若虎が快進撃の源だ。ハマチの“出世”は、まだ止まらない。
◆防御率1点台以下6人! 守護神として期待されたケラーが炎上するなどシーズン序盤は不安視されたブルペン陣だが、5月から本来の安定感を発揮。この日ベンチ入りしたリリーフ投手8人のうち、防御率1点台以下が6人で岩崎=1・77(37試合)、湯浅=1・80(37試合)、浜地=1・27(30試合)、岩貞=1・61(34試合)、加治屋=1・77(26試合)、石井=0・90(16試合)。他は渡辺=2・04(30試合)、アルカンタラ=4・08(29試合)。前半戦終了時のリリーフ防御率は2・43でセ・リーグ唯一の2点台となっている。
【必見ヒロイン🤣】
ー圧巻3K
浜地 鮮度が落ちる前に抑えたいと思っていたので、なんとか粘れました。
-浜地だけに
浜地 はい! 鮮度を保つように意識しています。
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