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阪神・矢野監督 新外国人ロドリゲスの先発明言で大山はいずこ? 高代氏「そこが気になる」
「阪神6-3DeNA」(22日、甲子園球場)
阪神新外国人のアデルリン・ロドリゲス内野手(30)が1軍デビュー。七回に代打で出場し、右中間への2点二塁打を放った。デイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏は「今後に期待はもてるが、先発で使うなら大山を再び動かすしかない」と語り、チーム“本塁打王”の守備位置を気にしていた。
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たった1度の打席ですべてを知ることはできないが、今後に期待が持てそうなロドリゲスの打撃だったね。
二塁打が生まれたのは七回一死二、三塁。宮国の8球目。ほぼ真ん中の直球だった。コースは甘かったが、そこへ至るまでの過程をみると、うまく打ったと言える。
この打席は、変化球中心の配球であっさりと追い込まれた。空振りした3球目のカーブは外角へのボール球。その後もフォークやカットボールで攻められたが、ファウルで逃げた末のフルカウントからの一撃だった。
やや詰まり気味ではあったが、変化球を頭に置いての対応だから当然そうなる。打球は右方向。状況を考えれば意義ある打撃だったと思う。
2年前、オリックス時代のロドリゲスの印象は“引っ張り込む”打撃。長打を期待されると、どうしてもそうなるものだが、わずかながらも過去の経験が役に立っているのかもしれない。
パワーのある外国人選手が日本で成功するかどうか。それは頭の切り替えができるかどうか。
古い話になるが、ブーマーやマルカーノ、バース、デストラーデらは思考が柔軟だった。
私が在籍していた日本ハムではソレイタとクルーズ。クルーズなどは引っ張り一本槍で最初はまったく打てなかったが、ソレイタといういい相棒に恵まれて3割の常連になったからね。
そこまで期待するのはムリがあるかもしれないが、経験を生かす頭の良さがあれば、成功する可能性はある。
そのロドリゲスを矢野監督は、23日の試合で先発起用すると話していた。守備位置はおそらく一塁になるだろうから、現在一塁を守っている大山は当然、動くことになる。
普通に考えれば、大山は元の三塁に戻ることになるのだろう。首脳陣の頭の中には“外野プラン”もあるようだが、それはどうだろうか。今季、外野の経験はあるが、チーム事情を理由に動き回ることで、打撃の調子を狂わさないか心配だ。
ただ一塁と三塁の守備についても、思っているほど簡単ではないですよ。投手を軸にして反対側に守るわけだから、体の回転が逆になる。大山は無難にこなしているように見えるが、私なら“勘弁して下さい”ですよ。
とはいえ打力優先でオーダーを組む必要性を考えれば、多少の無理もやむなしか。
ロドリゲスの守備力は、はっきり言ってマルテと変わらない。スローイングは悪くないから、体が動く分、まだいいかもしれないけどね。
本当に大山さんどこやるの?
阪神・矢野監督 新外国人ロドリゲスの先発明言で大山はいずこ? 高代氏「そこが気になる」(デイリースポーツ)
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