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【バ韓国】外相の日本訪問で手厚いおもてなしを期待していた韓国の失望
極尽なオモテナシを期待していた韓国側
朴振外相が帰国した2022年7月20日、韓国のMBCは「弔問客に転落した朴振長官」という記事を出した。
韓国側は4年7カ月ぶりの訪日だったから、「当然、手厚いもてなしを受けると思っていた」そうだ。しかし、「現実は荒唐無稽の連続だった」と書かれている。その理由は、慣例であるはずの共同記者会見がなかったり、岸田首相との会見には記者が立ち入り禁止になったり、韓国側にとって肝心の徴用工問題や慰安婦問題について、岸田首相は記者に一切語らなかったりしたことだ。
MBCは荒唐無稽の理由を「岸田首相と林外相が朴振外相を冷遇したのは、『日本保守派』の顔色を窺わざるを得ないからだ」と説いた。「狂気に満ちた保守強硬派の怒りが岸田首相に向かった時、首相の座から降りることになるかもしれないから」というのが韓国側の分析だ。
そもそも、MBCは記事の冒頭から「2018年1月、文政権の慰安婦合意破棄は日本の政界を越え、日本国民全体に『韓国は信じられない国』という考えを植え付けた。盗人猛々しい日本の反応に、植民支配で汚辱の時代を送った韓国国民は憤りを禁じえなかった」「朴振外相が岸田首相と林外相に会った本当の理由は、『日本企業資産の現金化前に』戦犯企業が被害者に謝罪したり、自発的な賠償金を支払ったりするようにと伝えるためだった。韓国外交部が日本に要求した案はそれなりに合理的であった」と、全くもって話にならない論調を繰り広げている。
だが、MBCが特別な思想を持っているわけではない。これが韓国の一般的な思想なのだ。文政権であろうが、尹政権であろうが、日本にとって韓国という国は対等な立場で話ができる相手ではない。
右派政権でも左派政権でも変わらない韓国人の“根”
朴振外相の「日本も誠意を」という言葉に対して、佐藤正久自民党外交部会長が「言語道断だ」と指摘した。この内容は、韓国側でももちろん報じられている。
この佐藤氏の発言に対し、韓国国民からは以下のようなコメントが上がっている。
「文在寅は外交ができなくて日韓関係を悪化させたが、我らが国民の力が国民の自尊心を無視して日本に頭を下げに行ったのにこれだよ。情けない。まだ日本を理解してないんだな」
「歴史は繰り返されるんだよ。朝鮮時代にも、私たちにむやみに接して侵略した……。ジョッパリ(日本を侮辱する言葉)国家は我々の敵であることに気づけ」
「もう戦争しろ?安倍が倒れるのを見なかったのか?日本が武装する前に先に打たなければ、100年以内に奴らはまた攻め込んでくる」
「私たちがなぜ日本に行って悪口を言われなければならないんだ?何しに行ってるんだよ。いかれた奴らめ」
日本側の主張を理解するコメントなど一切寄せられていない。
なぜ史上最悪と言われるほど日韓関係が悪化したのか、なぜ日本が韓国側の主張を聞き入れないのか、韓国人が正面から事実を見つめない限り、新しい対話の扉が開かれることはないだろう。
韓国国民が文政権時から続く姿勢を貫けば貫くほど、「尹大統領は話の通じる人だ」と、韓国に対して誤った認識を抱く日本人は減少していくに違いない。
左派から保守に政権が変わって、双方の外交を比較できていることは日本にとって都合が良かった。政権が変わっても韓国人の“根”は変わらないのだと、次第に理解できるようになるだろう。