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【日本調査】韓国に(どちらかというと)親しみを感じない=64.5%
留意すべきは赤系統色の回答部分。「(どちらかというと)親しみを感じない」は回答者の心境的に「親しみの対象にならない」(無関心的な部分。「無回答」とは異なる)と「憎悪の対象となる」の2通りに解釈できる、可能性として存在すること。赤系統色の回答率が多い国・地域が、日本から「憎まれている」との解釈には必ずしもたどり着かない。単に好まれていない、親しみを覚える対象にはならないだけの話。
結果を見るとまず目に留まるのが、アメリカ合衆国への親近感の高さ。親しみを覚えない人は2割足らずで、今回の提示された国などではもっとも少ない。これは元々同国との間には親密な関係が継続されていたのに加え、2011年3月の東日本大震災における「オペレーション・トモダチ」をはじめとした、同国による大規模な救援活動の実態を見聞き、あるいは実際に支援を受けた結果によるところが大きい。2020年11月3日に投票が実施された大統領選挙に関連して色々な報道があったためか、強い意味での「親しみを感じる」は前回調査結果よりは減ってしまったが、「どちらかというと親しみを感じる」は大幅に増えている。
次いでオーストラリア。アメリカ合衆国と比べると赤系統色がやや多いが、傾向的にはアメリカ合衆国と変わらない。イナスイメージでの情報伝聞が少ないのが要因だろうか。
さらに中南米諸国、韓国、中東諸国などが続く。アメリカ合衆国やオーストラリアと違い、親しみを感じない派の方が多くなっている。特に韓国では「親しみを感じない」の値が今回提示された諸外国の間では中国に続き高いものとなっており、特異な印象を受ける。
(略)