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【芸能】渡米から5年“沈黙”貫いたピース綾部祐二、壮大なボケは不発「戻った時に僕の席があるとは思ってない」 [湛然★]
7/16(土) 8:40 オリコン (衣輪晋一)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc73781e0a8f5a644c13fb439f4800603e4ec3f6?page=1
初エッセイ『HI, HOW ARE YOU?』を発表した綾部祐二
(出典 newsatcl-pctr.c.yimg.jp)
2017年に渡米して以来、5年間沈黙を守っていた綾部祐二。当時は「これまでのキャリアを捨てて挑戦するのはすごい」などの好意的な声から「成功するわけない」「どうせすぐ戻ってくる」といった批判まで、賛否両論が飛び交い大騒ぎになった。だがそれから5年の間、綾部の活躍ぶりはほとんど聞こえてこなかった。時おり芸人仲間が様子を伝えるものの、「アイツは今なにやってんだ?」というのが世間の共通認識だったように思う。そんな綾部が突如、エッセイ本を発表。現在はLAに滞在している本人を直撃した。
■渡米時の記者会見で思わぬ反響、「又吉の芥川賞に対抗して…」との憶測にツッコミ
――渡米時にはいろいろな憶測が飛びましたが、あらためてそこに至った考えを教えてください。
【綾部祐二】僕は小学4年生の時に「芸人になりたい」と言い始めて、一時はその夢を忘れて就職したものの、20歳の時にダウンタウンさんのロケに遭遇して衝撃を受け、「やっぱり芸人になりたい」と上京しました。ありがたいことに夢は叶いましたが、「このまま進んでもあまりワクワクする結果にならなそうだ」と思ってしまったんです。当時40歳でしたけど、20歳の自分のように、日本から飛び出してみようと。ただ、それだけだったんですけどね。
――結果、大騒ぎになりました。
【綾部祐二】そうなんですよ。「レギュラー9本あって、年収いくらなのに」とかビザの話題とか。世間との温度差に驚きました。
――「相方の又吉直樹さんが芥川賞を獲ったので、それに対抗してアメリカへ行った」などの声もありました。
【綾部祐二】今思えば、そう答えておいた方が奇行すぎて面白かったですね! 芥川賞に対抗するのに渡米とか、ヤバすぎるだろ、そんなやつ(笑)。でも間違いなく大喜利としてはその回答が正解でした。そう言っておけば良かったな…。
■帰国せず“沈黙”貫いた理由は? 壮大な「5年越しのボケ」、不発に終わる…
――今回、エッセイ本『HI, HOW ARE YOU?』(KADOKAWA/7月16日発売)を発表。5年間帰国もせず、メディア出演もせず。なぜ今、エッセイだったのでしょう。
【綾部祐二】最初から3~5年は日本に戻らないと決めていたんです。狙っていたのは、英語が全然上達してないと思わせておいて、5年後に突然ペラペラと英語をしゃべりだすという、ボケ。
――どういうことですか?
【綾部祐二】例えば芸人が変なメイクをして舞台とかロケで出オチを狙っている時に、メイクの過程を先に見せるバカはいないと思うんですよね。突然だから笑えるわけじゃないですか。それと同じで、僕が何をやっているのかを見せず、突然の「英語がしゃべれる僕」という5年越しのボケをやりたかったんです。ところが、そのボケが成立しないほど英語が…。失敗しましたね。今回の本は、ボケができませんでしたという報告。半分は自分のため、半分は1人の40歳の男が急に渡米したらどうなるかというサンプルを提示するため。誤解してほしくないのは、決して僕がアメリカで何をしていたかという疑問の答え合わせではないことです。
■現在の綾部の収入源は?「ピースを解散しない」理由にも言及
饒舌に語る綾部祐二
――ちなみに現在の英語レベルは?
【綾部祐二】目指しているところを100とすると、まだ7ぐらい。意思疎通はできますが、コミュニケーションはまだまだ…。
――又吉さんには、出版の報告したんですか?
【綾部祐二】本を出したいということは相談しました。で、最初タイトルは「ヒバーナ」にしようと思ってて。でもブランクがありすぎる上に、大滑りしたらヤバいから止めました(笑)。
――アメリカではどんな生活を?
【綾部祐二】最初は語学学校へ通って英語の勉強。あと友だちといろんな所へ行ったり。去年は英語の勉強も兼ねて老人ホームでボランティアをしていました。