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【韓国】「1羽30,000ウォン?もう “Noチキン” だ、注文しない」・・・怒った消費者、不買運動始まる?
▲ No Japan運動をパロディ化したNoチキン運動のポスター。
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最近、チキンのフランチャイズ企業らが先を争って値上げに乗り出し、オンラインコミュニティーを中心に『ノ(No)チキン運動』が起きている。約3年前の韓日関係の行き詰まりにより、(韓国)国内で起きた『No Japan運動』に伴ったチキンの不買運動である。
18日に複数のオンラインコミュニティーでは、『チキンギャラリー』の近況が寄せられた。
チキンギャラリーとは、オンラインコミュニティーであるDCインサイドのチキン関連の掲示板である。ここではNo Japan運動の際に使用されたポスターをパロディ化した、チキン不買運動の画像が寄せられて反響を受けた。
ポスターには日章旗(日の丸)の代わりにチキンの写真があり、「行かない、買わない」というNo Japan運動のフレーズの代わりに、「注文しない食べない」と書かれている。
また、ポスターの下には、「トンクン(太っ腹)チキンを失って12年、チキン価格30,000ウォン時代の消費者には、選択する権利があります」と書かれている。
トンクンチキンは、過去にロッテマートが1セット当たり5,000ウォンで販売していたコスパ比の高いチキンで、大企業のチキン業種進出によって消費者をはじめ、韓国フランチャイズ産業協会などから強い抗議を受けて最終的になくなった。
一方で国際的に穀物の値が上がり、飼料の価格、原材料のコストが高くなったうえ、最低賃金の上昇、グローバル物流の混乱まで重なり、フランチャイズチキン企業の値上げが相次いでいる。
これに一部からは、チキン1羽を注文するには30,000ウォンがかかるという、『チキン30,000ウォン時代』が来るのではないのかとの懸念も出ている。
今月に入り、キョチョンチキンの一部加盟店が配達料を既存の3,000ウォンから4,000ウォンに引き上げ、クプネチキンが今年に入って3度目の値上げに乗り出した。グローバルチキンフランチャイズのKFCも、ジンガーバーガー(チンゴボゴ)の価格を既存の4,900ウォンから5,300ウォンに引き上げた。
毎日経済(韓国語)
https://www.mk.co.kr/news/business/view/2022/07/633365/