【海藻】 韓国は「世界ワカメ文化発祥の地」 ビールが緑色?慶尚北道の奇抜な挑戦

【海藻】 韓国は「世界ワカメ文化発祥の地」 ビールが緑色?慶尚北道の奇抜な挑戦

【海藻】 韓国は「世界ワカメ文化発祥の地」 ビールが緑色?慶尚北道の奇抜な挑戦

1: LingLing ★ 2022/07/16(土) 19:35:25.32 ID:CAP_USER
麦酒が緑? ミヨク(※わかめ)文化発祥地、慶北の奇抜な挑戦

先月30日午後、慶尚北道(キョンサンブクド)浦項市(ポハンシ)北区の慶尚北道 庁環東海(チョンファンドンヘ)地域本部大会議室。プラスチックボトルと缶に入ったビールが、大会議室のテーブルの上に並んで陳列されていた。普段、ここで会議がよく開かれたが、ビールが登場したのは初めてだった。透明なプラスチックボトルに入っているビールの色が緑なため、見慣れないな風景だった。

一人の漁民が国家重要漁業遺産に指定された「岩わかめ採取漁業」方式でわかめを採取している。[写真、鬱陵島・独島海洋研究基地]
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わかめエキスで作ったビール。キム・ジョンソク記者
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缶の表に貼られたラベルには「慶北海女わかめビール」と書かれていた。この日、韓国内初の海女わかめビールの開発および産業化のための相互協力協約書(MOU)締結式が行われた。緑がかったわかめビールも試作品が開発され、この場で公開された。

ビールが緑色を帯びているのは、慶尚北道東海岸の海女たちが直接採った天然わかめエキスが入っているためだ。色だけでなく、ビールの味もわかめの香りがほのかに漂う。一口飲むと、最初は普通のラガービールと似た味を感じる。続いてすぐ、わかめ特有の味わいのある「海の香り」がついてくる。大邱・慶北地域を舞台として、地域ビール開発に力を注いでいるテギョン麦酒が製品生産を担当した。

MOU締結式に参加したキム・ナムイル慶北道環東海地域本部長は、「焼酒愛好家たちが、済州島に行けば必ず済州地域の焼酒を訪れるように、慶北東海岸でも『海女わかめビール』を見出すことが目標」とし、「発売を速めるための開発に力を注いでいる」と話した。

慶尚北道を代表する多くの食材のうち、特別にわかめをビール開発に使った理由は何だろうか。慶北海女わかめビール開発を主導した慶北道環東海地域本部と盈徳(ヨンドク)ロハス水産食品支援センターは、韓国でその中でも慶北が「世界わかめ文化発祥地」であるためだと説明した。

韓国を世界わかめ文化の発祥地というのには理由がある。文献などによると、世界でわかめ採取の歴史が最も古いのは韓国だ。また、韓国人が全世界でわかめを最も多く食べる。

わかめ採取に関する最初の記録は『三国遺事』、「ヨノランセオニョ(延烏郎細烏女)」編に登場する。「東海の海辺にヨノラン(延烏郞)とセオニョ(細烏女)夫婦が暮らしていた。ある日、ヨノオが、海に出てヘジョ(海藻)を採る時、突然岩一つが現れ乗せて日本に行った」という内容だ。この記録を根拠にすると、少なくとも西暦157年に韓国にはわかめなど海藻類を採取する文化が存在したと思われる。

韓国人がいつからわかめを食べたのか正確な年代を特定することはできない。しかし、高句麗時代の頃から、わかめを称する単語が使われた点から見て、それ以前からわかめを食べていたと推定できる。高句麗では「水(※ムル)」を「メ(買)」と漢字で表現した。ワカメを「ヨッキィ」という草と似ているので「ムル・ヨッキィ」という意味で「メ・ヨッキィ」と呼び、この単語が「メヨク」に続いて「ミヨク」に変わった。

養殖に成功するまでわかめは直接海中の岩に育つものを採る方法でしか採取されなかった。このため、わかめは王室と貴族に献上される貴重な食べ物だった。高宗1年甲子年(1864)1月3日の記録に、「景福宮に供えるわかめがまだ到着していない」と心配していたことから、わかめが宮中祭祀にも使われた供え物だったことが分かる。

8世紀唐国で発刊された一種の百科事典である『初学期』には韓国人がわかめを好んで食べ、さらに一種の「文化」にまで発展した内容が出てくる。「クジラが子供を産んだ後、わかめを食べて産後傷を治すのを見て、高麗人たちが産婦にわかめを食べさせる」という内容だ。

(つづく…)

中央日報(韓国語)
https://n.news.naver.com/mnews/article/025/0003208906


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