阪神　３位から一夜で５位転落…１１回アルカンタラ誤算やった…９回同点の粘りも連勝「３」でストップ

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神１―３中日＝延長１１回＝（１６日・甲子園）

　阪神は９回に同点に追いつき、今季１１度目の延長戦となったが、勝ち越すことはできなかった。延長戦は２勝７敗２分け。順位は５位に転落した。

　先発・才木は３年ぶりの甲子園で６回１失点（自責０）と好投したが、勝利はつかめなかった。

　２回１死一塁、左翼線に飛んだ打球を陽川が後逸。その間に走者が生還し、先取点を献上した。その裏の攻撃で無死一、三塁と一打同点のチャンスを作ったが、右飛でタッチアップした三走・糸原が三本間の真ん中で急ブレーキをかけ、三塁へ戻ったが間一髪でタッチアウト。まさかの走塁ミスでダブルプレーとなり、好機をつぶした。

　７回まで大野雄に無失点と抑えられていたが、１点を追う９回に反撃した。近本がこの日３本目の安打で出塁すると、１死三塁で糸原の遊ゴロで生還。土壇場で同点に追い付き、延長戦に突入した。

　しかし、延長１１回にアルカンタラが勝ち越しを許すと、平田にもソロを浴び、２失点。力及ばず、連勝が止まった。