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阪神 岩崎、湯浅、アルカンタラそろい踏みで中日打線制圧「しっかり全員で戦えた」矢野監督
<阪神2-1中日>◇15日◇甲子園
先発青柳の後を継いだ阪神の「勝利の方程式」が、久々のそろい踏みで中日打線を制圧した。1点リードの7回、中7日で登板したアルカンタラが3者凡退で無失点。8回には中8日で湯浅が登板。1死一塁で代打A・マルティネスを空振り三振、2死一、二塁ではビシエドを左飛に仕留め、リーグトップの24ホールド目を挙げた。「外国人で1発もあるバッターでしたけど、気持ちで絶対負けないつもりで投げた」。夏の恒例イベント「ウル虎の夏」では初登板で「ファンのみなさんの熱も感じたし、その熱を力に変えて投げることができた」と力強かった。
9回は岩崎。中日の代打攻勢を退け、18セーブ目を挙げた。こちらも中8日の登板となったが、「いつも通りだった」と冷静。「ある程度、コントロールが思ったところに行く確率は上がっている」。4試合連続無失点&セーブで、手応えもつかんだ様子だった。
3投手がそろっての登板は6月23日広島戦以来。勝利となれば同1日西武戦以来、44日ぶりだ。青柳を6回で降板させ、継投に踏み切った矢野監督は「ドキドキしながら見ていましたけど、今日は二遊間もよく守ってくれた。しっかり全員で戦えた」と喜んだ。【中野椋】
▽矢野監督(ロドリゲスについて)「いい感じで打っていたね。三振も内容的にはそんなに悪い三振ではなかった。マルテがああいう状態になってしまったんで、良ければこっち(1軍)に呼んでみたいのはあるけど、調子と体調を加味しながら。またこっちの状況もあるんで。実戦から離れたズレを感じさせる状態ではなかったので、そこはひとまず安心かなと思います」
▽アルカンタラ(7回に登板し無失点)「久しぶりの登板だけど、いい感覚で投げることができたよ。1点差という難しい場面で仕事を果たすことができてうれしい」