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「常にそこにいる」38歳・長谷部誠の“偉大さ”を現地専門メディアが改めて称賛「もはや外国人と認識されていない」
「長谷部はフランクフルトで最も長くプロとして働いており、ヨーロッパリーグを制してからは、絶対的なレジェンドとして開花している。昨シーズン、ブンデスの最年長だった日本人は、おそらく新シーズンもそうなるだろう。だが、ファンからの人気は絶大だ。
彼はかつてのプリンス・ボアテングのように大口をたたく選手ではなく、セバスティアン・アレやアンドレ・シウバ、ルカ・ヨビッチのようにゴールを生むストライカーではない。イェスパー・リンストロームやイェンス・ペッター・ハウゲのようなトリッキーなドリブラーでもない。長谷部はどれにも当てはまらない。控えめで、静かで、慎み深く、謙虚である。そんな彼の特長は、『何があっても常にそこにいる』ということだ」
そして、プレーヤーとしての試合の理解力、スピード不足を補う読み、巧みなパスの配球などを長谷部の特長として挙げ、「これを誰よりも長く続けてきた」と綴っている。
「彼がアイントラハトと契約したのは2014年の夏。今夏で8年目だ。これまでに263試合に出場し、これは現役選手の中で最多だ。クラブ史上の外国人選手ではオカ・ニコロフに次ぐ2位につけている。とはいえ、長谷部はフランクフルトでもはや外国人選手として認識されていない。彼はすでにクラブの財産の一部であると見られているのだ」
また、「プロとして最後のシーズンになると、ここ毎年メディアで報じられては、1年契約を延長するという同じストーリーが続いている」とその活躍ぶりに脱帽している。
「彼は契約を更新し、結果を出している。もちろん、レギュラー選手ではない。この年で90分間の試合を多くこなせる人間はほとんどいない。それでも、彼は必要とされるとき、そこにいるのだ。ELの決勝の舞台でもそうだった。彼は負傷したトゥタに代わってピッチで活躍し、優勝に貢献した。
長谷部は昨年、叶えたい夢のひとつに、チャンピオンズ・リーグのアンセムをもう一度聞くことを挙げていた。最後のおとぎ話になるかもしれないし、そうはならないかもしれない。彼はCLに出るという現実的な夢を掴んでいるのだ。ELのトロフィーを掲げた夜、それはクラブにとっても夢が叶う一瞬となった。ピッチの上で念願のアンセムを聞く日は、そう遠くない」
ドイツ1部で戦い続けている長谷部は、昨年2月にクラブと5年延長の契約更新をした際、「次が選手としてのラストシーズンになると思う」と述べた。その後は指導者としてフランクフルトに残ることになっているが、もう1年、選手としてのキャリアを続けるという未来もあるのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/308b4c0362dc6c3232c791f960cafd939525f48b
【動画】ブンデス公式も「第二のGK」と称賛! 38歳で戦い続ける長谷部誠の名クリアシーンをチェック
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=112542